黒死牟は昔のことを回想していた。才能に恵まれた弟・縁壱との決着をつける際、縁壱が寿命を迎えたことで辛くも負けずに済んだのだ。鬼になっても縁壱に能力で勝てなかった、その事実が何よりの屈辱となり黒死牟は勝ち続けることだけを選んだ。そして今、鬼滅隊の総攻撃を受けながらも勝つことに対して執着し、最後の力を振り絞り全力の攻撃を放つ……
鬼滅の刃175話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
前回174話のおさらい
・時透の日輪刀が黒死牟に突き刺さり動きを止める
・さらに鬼化した不死川弟が銃弾を撃ち込み、血鬼術で黒死牟を拘束する
・一気に鬼滅隊が総攻撃を仕掛け死の気配を感じる中、黒死牟は走馬灯のように回想をする
・思い出したのは同じように死の気配を感じた、弟である縁壱と戦ったときのこと
・縁壱はすでに80歳を超えており、しかし腕前は落ちておらず黒死牟は追い詰められる
・が、黒死牟が死を覚悟したその時、縁壱は寿命が尽きて死んでいた
175話のネタバレ
400年前、縁壱と刀を交えた際、相手が寿命を迎えなければ黒死牟は確実に負けていた。
鬼になってすら、才能に恵まれた縁壱に勝てなかったことは黒死牟によって長く苦しめられる呪縛のような屈辱となった。
そしてその経験から決意した。もっとも優れた鬼狩り剣士である縁壱がいなくなったということは、自分は最強であり続けるために絶対に負けるわけにはいかないと。
醜い鬼となってまで、勝ち続けることにこだわり続ける必要があると。
その決意をあらためて思い出した黒死牟は、最後の力を振り絞り体中から刀を出し、攻撃してくる鬼滅隊に対してめちゃくちゃに技を放ちまくった。
悲鳴嶼と不死川兄はすんでのところで致命傷を避けたが、時透は胴体を真っ二つにされ、不死川弟においては頭から足まで両断されてしまった。
時透と不死川弟は焦る。1本の刀ですら苦戦したのに、何本も刀を出せる隠し玉まで持っていたら確実に勝てない。
死ぬ前に何かしら爪痕を残さないといけない。時透が刀を握る手に力を込めると、刃が赤く染まり黒死牟に致命傷を与え動きを止めることに成功した。
さらに、不死川弟も血鬼術を使い、黒死牟の体の中に残っている銃弾から体を拘束する樹を生やす。
黒死牟はその拘束を解くために技を出そうとするが、2人の必死の抵抗により技が出せず、悲鳴嶼・不死川兄の猛攻を受けるがままになる。
悲鳴嶼は鉄球を、不死川兄は刀を黒死牟の首に叩き込み続ける。
しかし上弦の鬼最強である黒死牟の首は硬く、なかなか切り落とせない。
———————-
黒死牟は死が間近に迫る中、再び縁壱との想い出を振り返る。
黒死牟がまだ人間だった頃、呼吸術の後継者がいないことを嘆く黒死牟に対して、縁壱はいつか自分たちを凌ぐ剣士が現れると悟ったように語る。
だから自分たちは、悲観せずに安心して人生の幕を引けば良いという。
これから出てくる子どもたちが、いつか自分たちを越えて行くことを想うのは、とても嬉しいことだと。
そんな縁壱の言葉を思い出した黒死牟は、悲鳴嶼と不死川兄の猛攻によってついに頸(首)を落とされた。
2人の鉄球と刀はぶつかり合って、時透の日輪刀と同じように赤く染まっていた。
176話へと続く。
続きの話のネタバレ
最終決戦のネタバレ一覧
21巻 | ||||
---|---|---|---|---|
179話 | 180話 | 181話 | 182話 | 183話 |
184話 | 185話 | 186話 | 187話 | |
22巻 | ||||
188話 | 189話 | 190話 | 191話 | 192話 |
193話 | 194話 | 195話 | 196話 | |
23巻 | ||||
197話 | 198話 | 199話 | 200話 | 201話 |
202話 | 203話 | 204話 | 205話 |
※鬼滅の刃最新刊が無料で読める!
鬼滅の刃最終巻「23巻」が12/4に配信!U-NEXTでは無料トライアル登録をするだけで「無料」で読むことができます!
30日以内に解約すれば料金は一切かからない上に、鬼滅の刃アニメ版も見放題なので、気軽に体験して無料で漫画を読んじゃいましょう。
(C)吾峠呼世晴
※本記事で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。