特異課襲撃編とは
収録巻数・話数
本記事は、『チェンソーマン』の「特異課襲撃」編が描かれた、3巻 第22話から5巻 第38話までの内容を対象にしています。
ネタバレも含みますので、未読の方はご注意ください。
特異課襲撃編のあらすじ
「永遠の悪魔」との一件が終わると、親睦会と称して一堂に会した対魔特異課。
酒席の語らいで親睦を深めた一同でしたが、ある日、謎の勢力によってほとんどの人員が射殺されてしまいます。
デンジ・パワー、アキ・姫野も銃撃の憂き目に遭い、姫野に至っては致命的な位置に穴をあけられてしまいました。
新たな「武器人間」も登場し、物語が加速していきます。
公安対魔特異課とは
対魔特異課は、公安上層部によって作られた実験的な部隊です。
特異課には、悪魔になることが出来る「武器人間」デンジを始め、パワーなどの魔人や、悪魔そのものも所属。
上層部の期待は薄く、”お遊び部隊”の側面を持つ特異課ですが、マキマは何らかの期待を抱いているようです。
襲撃の狙い
前述したように、ある日突然銃撃を受けた特異課の面々。
事件の黒幕である沢渡アカネは、デンジの持つ「チェンソーの悪魔の心臓」を欲していたようです。しかし沢渡は、コベニによって拘束された時点で自動的に自害。
公安側は情報を引き出すことが出来ず、狙いが判然としないまま事件の幕が下りてしまいました。
特異課襲撃編以降は「チェンソーの悪魔の心臓」を渦巻く戦いが激化の一途を辿ることになります。
特異課襲撃編 主要人物紹介
デンジ
デンジは「チェンソーの悪魔」ポチタの心臓をその身に宿し、「チェンソーの武器人間」に変身することが出来る少年です。
「特異課襲撃」編では、序盤に銃撃を受けて死亡しますが、姫野のゴーストにスターターを引かれて復活。
しかし、サムライソードこと「刀の武器人間」との直接対決に敗れ、再度命を落としてしまいます。
その後はパワーと共に「最強のデビルハンター」こと岸辺の指導を受け、パワーアップ。再びサムライソードと対決することとなります。
マキマ
マキマは公安に所属する内閣官房長官直属のデビルハンターであり、デンジやアキの上司にあたる人物です。
京都で開かれる上役との会食に向かう途中、新幹線内で無数の銃撃を受けます。
明らかに致命的であろう傷を負ったマキマでしたが、なぜか立ち上がり、実行犯を全員処理してみせました。
到着した京都では、謎の力を用いて複数の実行犯を圧殺し、遠隔で特異課を援護。とにかく謎が謎を呼ぶ人物です。
早川アキ
早川アキは、デンジよりも先輩のデビルハンターであり、契約悪魔の「狐の悪魔」と「呪いの悪魔」の力を用いて、活躍しました。
しかしながら、サムライソードとの戦闘で「呪いの悪魔」カースを用いたことで、大幅に寿命が減少。
「狐の悪魔」にも嫌われてしまったことにより、新たな悪魔との契約を余儀なくされます。
パワー
パワーは「血の悪魔」の魔人であり、デンジのバディです。
襲撃を受けた際は、サムライソードと沢渡の力に恐れをなして逃亡。
程なくして戻って来た後、デンジと共に岸辺の指導を受けることになりました。
指導によるパワーアップ後もサムライソードの強さを恐れており、自身より明らかに格下であろうゾンビらと戦うことを選択。ビル内のゾンビ掃討に貢献しました。
姫野
姫野は早川アキのバディであり、「幽霊の悪魔」と契約しているデビルハンターです。
デンジ、パワー、アキと昼食を摂っている最中に銃撃され、致命的な傷を負います。
死を悟った姫野は、自身の”全て”を捧げることで「幽霊の悪魔」ゴーストの本体を召喚。衣服だけ残し、跡形もなく消え去ってしまいました。
岸辺
岸辺は元対魔1課所属の凄腕デビルハンターであり、新生特異4課の隊長を務める自称「最強のデビルハンター」です。
姫野やアキの”師匠”としてチラチラ描かれていた岸辺ですが、今回の「特異課襲撃」編で晴れて名前が明かされることとなりました。
「特異課襲撃」編では、デンジ・アキの戦闘能力を向上させるための”指導”として戦闘を実施。「最強」の名に恥じない力で圧倒し続け、2人のパワーアップに大きく貢献しました。
黒瀬・天童
黒瀬・天童バディは、京都公安所属のデビルハンターです。
マキマの迎えとして京都駅で待っていた2人ですが、東京公安特異課が襲撃を受けたことで、図らずもマキマのサポートをすることに。
京都でマキマの”援護”に協力した後は、マキマと共に東京へ向かいます。
東京に到着した2人は、特異課所属の人間組であるアキに新たな契約を結ばせるため「未来の悪魔」を紹介しました。
サムライソード
サムライソードは、「公安襲撃」編のボスと言って差し支えないキャラクターです。
デンジを雇用していたヤクザの孫であり、祖父を殺害したデンジに謝罪させるべく沢渡に協力しました。
沢渡によって心臓を「刀の悪魔」のそれに置換されており、左手を抜くことで悪魔の姿になることが出来る「刀の武器人間」です。
沢渡アカネ
沢渡アカネは「ヘビの悪魔」と契約している元民間のデビルハンターであり、特異課襲撃の黒幕です。
銃の悪魔との契約で得た銃をヤクザに流し、対価として「チェンソーの悪魔の心臓」を要求しました。
彼女自身も前線に出張っており、サムライソードと共に行動。「ヘビの悪魔」の力を用い、特異課を引っ搔き回しました。
特異課襲撃編のストーリー解説
1. 特異課襲撃
新幹線で京都に向かっていたマキマを含む、特異課の全員が一斉に襲撃に遭い、その多くが死亡。今編は、そんな惨劇によってスタートします。
昼食を摂っていたデンジ・パワー、アキ・姫野も例外ではなく、銃撃を受けて負傷。
負けじと反撃に転じる彼らでしたが、相手の未知の力によってあえなく敗北してしまいました。
落命を免れていたマキマ・コベニの援護によってデンジ・アキ・パワーは助かりますが、姫野は死亡。特異課は大打撃を受けてしまいます。
2. 指導と契約
襲撃による人員減少により、特異課の生き残りは全て集約され、4課に統合。元対魔1課所属の岸辺が隊長を務めることになりました。
岸辺は、マキマの要請を受けてデンジ・パワーの指導を行うことに。「最強」を名乗る彼は圧倒的な力で2人を半殺しにし続け、パワーアップに貢献します。
一方のアキは、京都公安からやってきた黒瀬・天童の紹介により、「未来の悪魔」と契約。
新たな力を身に着け、来る決戦に備えます。
3. 新4課のお披露目式
サムライソードや沢渡アカネが潜伏するビルが判明し、突入作戦を敢行することになった新生特異4課。
サメの魔人、暴力の魔人、蜘蛛の悪魔、天使の悪魔と、特異課所属の人外が総動員され、ゾンビの蔓延(はびこ)るビルに突入します。
一方で、アキは沢渡と、デンジはサムライソードと会敵。それぞれの決戦の火蓋が切って落とされました。
4. それぞれの決戦
沢渡アカネは、「ヘビの悪魔」に”吐き出し”を命令。
アキの前に現れたのは、喪ったバディ姫野の生前契約悪魔「幽霊の悪魔」でした。
未来視の能力を使ってもなお避けきれない手数の多さに苦戦するアキですが、「幽霊の悪魔は目を持たないため”恐怖心”を見る」という事実を思い出し、無事勝利します。
一方のデンジは、サムライソードとの一騎打ちを開始。
「居合」による高速斬撃に翻弄されるデンジでしたが、岸辺の指導から「狡猾さ」を得たことにより、無事勝利を納めます。
チェンソーのチェーンによってサムライソードを捕縛したデンジは、やってきたアキと共に「最強の大会」を開催。
サムライソードの悲鳴をもって姫野への「レクイエム」とし、アキと共に復讐を遂げました。
単行本のネタバレ一覧
チェンソーマンの単行本一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
1巻 | 2巻 | 3巻 | 4巻 | 5巻 |
6巻 | 7巻 | 8巻 | 9巻 | 10巻 |
11巻 | 12巻 | 13巻 | 14巻 |
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(C)藤本タツキ
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