鬼滅の刃(きめつのやいば)の透き通る世界について考察しています。透き通る世界の強さ、入り方、覚醒した人物についても解説しています。
透き通る世界とは?入り方について
血管の1つ1つまで認識した状態のこと
「透き通る世界」とは、五感を開き、体の血管1つ1つまで透けて認識できる状態のことを指します。人間だけでなく鬼も入ることができます。
透き通る世界に入った状態では、自分および敵の皮膚が見えず、血管と筋肉を透けて見ることが可能です。
厳しい鍛錬の末にたどり着く
透き通る世界は、過去に積み上げてきた鍛錬・動きから、無駄な動きを削ぎ落としていくことで辿り着く境地です。動きを減らし、頭の中を透明にした末に見え始めます。
厳しい鍛錬を積み上げた者でなければ、基本的には透き通る世界に入ることはできません。炭治郎も、様々な修行を乗り越えて、辿り着くことができました。
鍛錬無しに透き通る世界に入れた例外は、天才剣士である縁壱1人のみです。
「透き通る世界」の強さ・効果
闘気(殺気)を発しない
透き通る世界に入った者は、体から殺気が全く出なくなり、植物のような存在になります。赤子でさえ放っている闘気を0にできます。
殺気を感じさせないことで、敵に攻撃箇所を悟られづらく、簡単に致命傷を与えることが可能です。
相手の動きを予測できる
五感を研ぎ澄まし、敵・自身の血管と筋肉を透けて見ることのできる透き通る世界。筋肉の動きを見て、敵の次の行動を予測可能です。
また、透き通る世界の見える者同士の戦いでは、あえて自身の筋肉の動きをおかしくして、敵の裏をかいた行動を取ることもできます。
体力が無尽蔵に続く
五感を開き、自分の体の形を血管の1つ1つまで認識できる状態。動きに必要のない血管や筋肉を止めることができ、長時間動き続けても疲れない体になります。
鬼との戦いは長期戦になると、どうしても鬼側が有利になってしまいますが、その穴を埋めることができる能力です。
視力を失っても敵の姿が見える
透き通る世界は、たとえ視力を失っても他の五感を通じて入ることができます。
目の見えない悲鳴嶼は黒死牟の体を透けて見ていましたし、炭治郎も嗅覚を通じて透き通る世界に入っていました。
視力の代わりとして敵の動きを予測できるのは、間違いなく強みの1つです。
透き通る世界に入った(覚醒した)登場人物
現役鬼殺隊士
キャラ | 透き通る世界に入った状況 |
---|---|
竈門炭治郎 |
上弦の参・猗窩座との戦いで闘気の存在を認識。父である炭十郎の見取り稽古を思い出し、体が透けて見えるようになる。 |
伊黒小芭内 |
無惨との最終決戦で、悲鳴嶼のアドバイスを元に透けて見えるようになる。 |
時透無一郎 |
上弦の壱・黒死牟戦で透けて見えるようになる。黒死牟の攻撃を回避し、致命傷を与えた。 |
悲鳴嶼行冥 |
上弦の壱・黒死牟戦で、黒死牟の動きから透き通る世界の存在を認識。見様見真似で透けて見えるようになる。 |
その他の登場人物
キャラ | 透き通る世界に入った状況 |
---|---|
上弦の壱 黒死牟 |
鬼側で現状唯一、透き通る世界に入ったことが確認されている。縁壱の指導の元、透けて見えるようになった可能性が高い。 |
継国縁壱 |
生まれた時から、透き通る世界に入っていた唯一の存在。 |
竈門炭十郎 |
厳しい鍛錬の末に、正しい呼吸・動きを身につけたことで透き通る世界に入っている。 |
透き通る世界に今後入る人物を考察
呼吸の使える隊士に可能性がある
透き通る世界に入った状態では、独自の呼吸法を継続する必要があることが、義勇の発言から明らかになっています。
呼吸(おそらく常中)を使用できることが条件の1つとなっているため、鬼側が今後、透き通る世界に入る可能性は低いでしょう。無惨でも難しいはずです。
可能性のある隊士は柱と同期組
全集中・常中の呼吸の使える隊士は、柱・元柱たちに加え、炭治郎の同期組です。
柱である悲鳴嶼・伊黒・時透が自力で「透き通る世界」に入っていることから、残りの柱もあとは無駄な動きを削ぎ落とすだけで入れると思われます。
一方で炭治郎の同期組は、全員が全集中・常中を使用できる上に、それぞれが突出した「五感」を持っています。
透き通る世界に入るには、五感が重要であることも言及されており、同期組の五感に度々スポットが当てられていたことから可能性は高いでしょう。
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週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
(C)吾峠呼世晴
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