鬼滅の刃(きめつのやいば)の伏線を解説しています。青い彼岸花や遺書、後日談やタイトルがどのように回収されるのか考察しています。
回収されていない8つの伏線
1:禰豆子が炭治郎を救う
産屋敷輝哉の未来予知により、戦場へ行くことを許された禰豆子。輝哉は禰豆子の活躍を未来から推測し禰豆子を送り出しましたが、炭治郎を救う展開はいまだに描かれていません。
鬼から人間へと戻った禰豆子の血が炭治郎を救う、そのような展開が今後描かれる可能性は十分にあり得るのではないでしょうか。
※追記:203話にて回収
鬼となった炭治郎でしたが、禰豆子の声が奥底に眠る炭治郎に届き、人間へ戻ることができました。
2:青い彼岸花
青い彼岸花とは、平安時代の善良な医者が無惨を鬼にした薬のことです。薬の制作には、実際に青色の彼岸花が使用されていたことが判明しています。
しかし、無惨が1000年も青い彼岸花を探し続けたものの、日本中どこを探しても見つからず、未だその存在は謎に包まれています。
人間戻りの薬の製造に成功し、青い彼岸花の存在意義が薄れつつあり、その存在は謎のまま終わるかもしれません。
※追記:205話にて回収
現代編にて、伊之助・アオイの子孫である「青葉」が、青い彼岸花を全て枯らしました。鬼が生まれない世界になり、真に平和な世の中に。
青い彼岸花について
3:鬼殺隊の遺書
鬼殺隊の隊士は自身がいつ死んでもおかしくないため、遺書を残していることが判明しています。203話時点で多くの主要キャラが死亡していますが、遺書の中身が未だ明かされていない状態。
最終決戦を終えた後、全員分の遺書がまとめて明かされてゆくのではないでしょうか。
※追記:23巻にて回収
23巻の各話の間ページにて、遺書の概要が公開。隊員の遺書には、炭治郎と禰豆子の幸せを願う言葉が書かれているものが多かったとのこと。
4:生存者たちの後日談
無惨との最終決戦を生き残った生存者たちは、鬼がいなくなった以後どのような生活を送るのか。鬼殺隊を存続させるかどうかも、未だ不明となっています。
物語本編で回収されるのか、それともファンブックや映画、小説版で回収されるのか。その点に関しては未だ明らかになっていません。
特に気になるのは、無惨の呪いを外した愈史郎がどのように人間生活に溶け込んでゆくのか、ということ。珠世が亡き今、愈史郎がどのような選択をするのか目が離せません。
※追記:23巻にて回収
単行本版23巻限定で、ジャンプ本誌には描かれていません。実弥や義勇など、無惨戦を生きて乗り越えてきた人々のその後が描かれています。
23巻について
生存者の現在について
5:赫灼の子(かくしゃくのこ)
「赫灼の子」とは、頭の毛と目が赤みがかっている子供のこと。鋼鐵塚いわく、炭治郎が赫灼の子のようです。火仕事をする家に赫灼の子が生まれると、縁起が良いとされています。
しかしながら、具体的にどのように縁起が良いのかは、未だ判明しておらず。縁壱も赫灼と思われるため、日の呼吸の適性者を表すのかもしれませんが、作中で名言されていません。
6:痣の寿命を克服する方法
身体能力を向上させる痣には、25歳で死ぬというデメリットがあります。唯一継国縁壱のみが痣のデメリットを克服していましたが、その理由は明かされていません。
また、27歳で痣を発現した悲鳴嶼行冥が亡くなってしまい、痣持ちがデメリットを消す方法を探すのが、さらに困難になっています。
痣について
7:日本一慈しい鬼退治
「日本一慈しい(やさしい)鬼退治」とは、鬼滅の刃のあらすじを一言で表した言葉のことです。公式から公表された言葉であり、鬼滅の刃18巻発売日に、大々的に公開されています。
ただのキャッチコピーのように思われますが、鬼滅の刃の物語を一言で表していることから、物語の確信に迫る意味が込められている可能性が高いです。
「日本一慈しい鬼」とは炭治郎のことであり、炭治郎を殺す物語となるのではないかと考えられます。
8:竈門家を襲撃した理由
炭治郎と禰豆子を悲劇の輪廻に導いた竈門家襲撃事件。竈門家を襲撃した鬼は無惨本人であると確定しましたが、なぜ竈門家を選んだのかという理由は描かれていません。
単に人里離れた場所で鬼を作りたかったのか、それとも何か深い理由があって竈門家を襲撃したのか。無惨が死んだ今、謎のまま終わるのかもしれません。
竈門家襲撃について
回収された伏線
日の呼吸拾参ノ型とタイトルロゴ
謎に包まれていた「日の呼吸 拾参ノ型」ですが、ついに詳細が判明。拾参ノ型とは、1〜12の型を繋げて円環を成す型であり、無惨の12の脳と心臓を潰すために編み出された型でした。
さらに鬼滅の刃のタイトルロゴに描かれていた円は、おそらく「日の呼吸 拾参ノ型」を指しており、タイトルロゴの伏線もまとめて回収されています。
竈門家と継国家の関係
日の呼吸を生み出した継国縁壱。その子孫こそ、同じ日の呼吸の使い手である竈門炭治郎ではないか、と考えられてきました。
しかし実際のところ、炭治郎は継国家の血筋ではなく、縁壱の友人である「炭吉」の血筋だと判明。縁壱の想いを受け継ぐために、「炭吉」は日の呼吸を模倣し、代々受け継いできたのです。
赫刀(かくとう)の顕現条件
赫刀とは、刀身が赤色に変化した日輪刀のことを指します。鬼に灼けつくような痛みを与える必殺の刃の顕現条件が、無惨戦でついに判明。
刀の温度を上げることで赫刀に至ると確定しました。①刀の柄(つか)を強く握る、②血気術「爆血」を刀に使う、③刀同士をぶつけ合う、という3つの方法が判明しています。
赫刀について
鬼滅の刃2部はあるのか?
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