鬼滅の刃(きめつのやいば)の上弦の弐「童磨(どうま)」の解説記事です。童磨の過去や強さ、血気術、しのぶや伊之助との関係についても考察しています。
鬼滅の刃の「童磨」とは
十二鬼月の「上弦の弐」
童磨とは、鬼の中の精鋭である十二鬼月の「上弦の弐」です。鬼舞辻の部下の中では、黒死牟に次いで2番目の実力者になります。対の扇を武器として使用します。
栄養価の高い女性を喰らうことで、共に実力者である猗窩座(あかざ)を追い抜く形で、弐の地位を得ています。
喜怒哀楽の感情が無い
童磨の際立った特徴は、喜怒哀楽の感情が無いことです。不快感を示すことはたまにありますが、「悲しい」などの感情を抱くことはありません。
また、他人を嘲笑するような言動が多々見られ、同じ上弦の鬼と対立することもあります。
童磨の強さ・血気術
自らの血を凍らせる血気術
童磨の血気術は、自身の血を凍らせ、それを攻撃へと転換する術。童磨の氷を微量でも吸い込むと肺が壊死してしまうため、呼吸を駆使する多くの鬼殺隊員を苦しめました。
主な血気術
結晶ノ御子
氷を成形して童磨の分身を生み出す技。分身は童磨本体と同威力の攻撃ができ、血気術も使用できます。分身を6体生み出すことも可能です。
霧氷・睡蓮菩薩
氷で巨大な仏像を作り出して攻撃する技。周囲の空気は凍てつき、仏像の息を受けると一瞬で凍ってしまいます。
その他の血気術
- 蓮葉氷
- 粉凍り
- 凍て曇り
- 枯園垂り
- 蔓蓮華
- 散り蓮華
- 寒烈の白姫
- 冬ざれ氷柱
童磨の過去・鬼になる前
幼少期から宗教の教祖だった
童磨は、子供の頃から両親によって「万世極楽教」という宗教の教祖として崇められてきました。理由は、目が虹色で髪が白橡色という特異な体をしていたためです。
しかし、童磨には神の声など聞こえません。そのため昔から感情の無い童磨は、両親に対する憐れみから話を合わせ、教祖として過ごし続けます。
両親の死に対しても無頓着
ある日、父の女性関係が原因で父母がともに死亡します。しかし、童磨が感じたのは「部屋を汚さないでほしい」「早く換気しなきゃ」という気持ちのみ。両親が亡くなってもなお、童磨には何の感情も生まれませんでした。
その後20歳で鬼になり100年以上生きるも、人間の感情を理解することは一度もありませんでした。
「妓夫太郎」を鬼側に勧誘する
上弦の鬼となった童磨は、鬼への勧誘活動も行います。炭治郎たちと激戦を繰り広げた「堕姫・妓夫太郎」も、童磨を通じて鬼になりました。
また「堕姫・妓夫太郎」を勧誘した時、童磨はまだ上弦の陸であったことが瞳に刻まれた文字から判明しています。
鬼殺隊との因縁
姉のカナエを殺されたしのぶ
しのぶの姉「カナエ」は、童磨との戦闘で致命傷を負い死亡しています。この出来事をきっかけに、しのぶは姉の仇である童磨討伐に、自分の人生を捧げるようになるのです。
胡蝶しのぶについて
伊之助の母「琴葉」を殺害
童磨は伊之助の母「琴葉」を殺した張本人でした。琴葉は万世極楽教の信者の1人でしたが、ある日童磨の正体が鬼であることを知ってしまいます。
童磨のいる寺院から逃げ出すも、崖まで追い詰められる琴葉。死を覚悟した琴葉は、生まれたばかりの伊之助だけでも殺されないよう、苦心の末に崖下の川へ落とすのです。そうして、子を失った母猪に育てられたのが今の伊之助となります。
嘴平伊之助について
童磨は死亡した?どんな最期?
しのぶ・カナヲ・伊之助に破れ死亡
童磨は、無限城にて「しのぶ・カナヲ・伊之助」との戦闘の末に死亡。しのぶの全身に仕込まれた37kgの毒で致命傷を負い、カナヲと伊之助に首を切断されるのです。
あの世でしのぶに恋をする
首を切断され死亡した童磨は、死後の世界でしのぶと再会。しのぶとの会話の中で、童磨に恋心が芽生えます。
最終的に童磨は「俺と一緒に地獄へ行かない?」としのぶに伝えますが、「とっととくたばれ糞野郎」と言い返され、最期を迎えます。
童磨の豆知識エピソード
最後には「死後の世界」を信じるように
死後の世界にて、しのぶに対して恋心が芽生えた童磨。「俺と一緒に地獄へ行かない?」という言葉をしのぶに伝えます。
死後の世界を100年以上信じなかった童磨。その童磨が「地獄」という言葉を使ったのは、心情が最後に大きく変化したことを表していると言えます。
鬼舞辻からの評価は低め
圧倒的な実力を持つ童磨ですが、実は鬼舞辻無惨からは「あまり好きじゃない」という評価を受けています。理由は、鬼舞辻の命令にあまり忠実でないためだと考えられます。
具体的には、「堕姫・妓夫太郎」が倒され上弦の鬼が無限城に集うシーンなど。鬼舞辻から刀鍛冶襲撃の命令を受けたのは半天狗と玉壺でしたが、童磨は命令されてもいないのに自身も刀鍛冶の里に向かおうとします。
鬼たちからすると絶対的である鬼舞辻無惨に対して、わずかでも命令に背くことができるという点で、童磨の実力や無惨が手を焼いているあたりが伺い知れます。
激戦を繰り広げる19巻
童磨の初登場巻は12巻。そして19巻では、因縁の相手であるカナヲ・伊之助との戦いの決着までが描かれています。
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その他のキャラクター一覧
週刊少年ジャンプ連載「鬼滅の刃」の概要
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。
ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。
唯一、一命をとりとめていた妹・禰豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。
その途中、禰豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。鬼と人との切ない物語__。
(C)吾峠呼世晴
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