鬼滅の刃

「鬼舞辻無惨」の強さ・過去まとめ|無惨を倒す方法とは?

鬼滅の刃(きめつのやいば)の「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)」の解説記事です。無惨の過去、強さや呪い、倒し方、死亡後の展開についても考察しています。

鬼舞辻無惨とは|正体について

最初の鬼であり鬼側のボス

鬼舞辻無惨の画像

鬼舞辻無惨とは、一番最初に人喰い鬼となった鬼側勢力のボスです。鬼として1000年以上生きており、自身の血で人間を鬼に変え、人々の生活を脅かしてきました。

本作主人公「炭治郎」の家族を殺害し、妹「禰豆子」を鬼に変えた張本人でもあります。

産屋敷家の出身

無惨はもともと「産屋敷一族」の出身でした。身内から鬼を出してしまった産屋敷一族は呪いを受けてしまい、子供は病弱ですぐに亡くなってしまいます。

神主からの助言で、無惨を倒すために組織されたのが「鬼殺隊」。人間と鬼の戦いは、産屋敷一族と無惨の因縁の戦いでもあります。

鬼舞辻無惨の目的

永遠・不滅の肉体を手に入れる

太陽克服を目論む無惨

鬼舞辻無惨が求めるのは、不死身の体であり「永遠・不滅」の肉体です。鬼となり不死に近い力を手に入れた無惨は、太陽の克服を主軸に活動を行います。

不滅を求める無惨にとって、日の下を歩けず昼間の行動を制限されるのは屈辱であり、なんとしても克服すべきことでした。

太陽克服のため、2つのものを追い求める

・青い彼岸花という薬
・太陽を克服した鬼

無惨は太陽を克服するために、「青い彼岸花」という薬を手に入れること、太陽を克服した鬼を生み出すことに、1000年以上も心血を注ぎました。

しかし、各地を探しても青い彼岸花は見つからず、上弦の鬼からも太陽を克服するものは現れませんでした。

そんな中、半天狗戦後に禰豆子がついに太陽を克服します。無惨は禰豆子の確保を目論み、戦いは激化していきます。

青い彼岸花のイメージ画像
【鬼滅の刃】青い彼岸花とは?中国・伊黒・陽光山説などを考察鬼滅の刃(きめつのやいば)の青い彼岸花について考察しています。青い彼岸花は中国産説・伊黒を指す・陽光山にあるなど、複数の説を解説しています。...

鬼舞辻無惨の5つの能力・強さ

人間を鬼へと変化させる

鬼に勧誘する無惨

自身の血を分け与えることで、人間を鬼へと変化させます。鬼の中で唯一無惨のみが持つ能力です。分け与える血の量に応じて、鬼の力を強化したり、死へ至らせることもできます。

微量の血でも鬼化が進行するため、無惨との戦いではかすり傷でさえも致命傷になり得ます。

7つの心臓・5つの脳を持つ

7つの心臓と5つの脳を持つ無惨

鬼舞辻無惨は、7つの心臓と5つの脳を持ちあわせます。鬼の弱点である首を克服しており、日輪刀で倒すには、まず全ての心臓と脳を破壊する必要があります。

その上、切断面の修復が非常に早く、赫刀での切断がほぼ必須。討伐の難易度は非常に高く、柱全員で立ち向かっても、心臓と脳の破壊は困難を極めます。

1800の肉片になる

例え全ての心臓と脳が破壊されても、1800にも及ぶ肉片に分裂し逃走することができます。全ての肉片のうち1500が切断された場合も、残りの肉片をかき集めて復活が可能です。

19箇所から繰り出す攻撃

管を駆使して戦う無惨

戦闘形態の無惨は、背中の9本の管と両腕、それを上回る速度の管を8本足から出して攻撃を繰り出します。

計19箇所からの攻撃を捉えることは、透き通る世界でも困難を極めます。さらに威力も規格外で、柱全員が一度の攻撃で戦闘不能になってしまうほど。

鬼を従える呪いの力

・無惨の情報を口にすると死ぬ
・鬼の思考・位置を読み取る

無惨の血を分け与えられた鬼は、無惨の呪いがかけられ、無惨の情報を口にしただけで死亡します。それゆえに、配下の鬼は鬼舞辻に非常に従順です。

例外として、「珠世」「禰豆子」は呪いが解除され、鬼舞辻の支配から逃れています。

また、無惨は鬼の位置・思考を読み取ることもできるため、鬼には「面従腹背」の余地すら残されていません。配下を意のままに動かせることが無惨の強みです。

しかしながら、無惨自身が死ぬと、無惨の血を分け与えられた鬼も全滅してしまいます。

鬼舞辻無惨の性格・魅力

鬼に対して高圧的

下弦の鬼を問い詰める無惨

無惨は、配下の鬼に対し常に苛立ちを見せ、高圧的な態度で接します。自分以外の鬼を「増やしたくもない同類」と発言しており、あくまで太陽克服のための駒であると考えます。

それゆえに部下の成果に対してはかなり厳しく、鬼の精鋭である下弦の鬼を自身の手で殺害するなど、冷酷な判断を下すことも多々。

無惨が「パワハラ上司」と呼ばれる所以はこの性格にあります。

無敵に近い力を持つが臆病

首を克服し無敵に近い能力を兼ね備える無惨。しかし、過去に「継国縁壱」との戦闘で致命傷を負って以来、鬼殺隊を異常に恐れ、鬼殺隊討伐は部下に全て任せています。

自身が隊士の前に現れることはなく、死を極端に恐れる臆病な性格であることが伺えます。

鬼舞辻無惨の過去

産屋式一族に生まれる

人間時代の無惨

無惨は人間時代、産屋敷一族の男の子として生まれます。生まれつき体が弱く、20歳になる前に死ぬと医者から言われていました。

無惨が少しでも生き永らえるよう、善良な医者は「青い彼岸花」という薬を使って治療を行います。

医者を殺害・鬼に変化

治療を続けるも、病状が悪化していくことに腹を立てた無惨は、医者を殺害。医者の殺害後に薬の効果が効き始め、鬼へと変化します。

鬼となり強靭な肉体を手に入れ、寿命を克服した無惨。しかし、太陽の下を歩けなくなってしまうのでした。

太陽の克服に尽力する

青い彼岸花の画像

医者を殺したために、青い彼岸花の作り方・および青色の彼岸花の入手方法がわからない無惨。無惨は太陽を克服するために、「青い彼岸花」「太陽を克服した鬼」の発見に心血を注ぎます。

・青い彼岸花という薬
・太陽を克服した鬼

その過程で無惨は十二鬼月の結成を決断し、上弦・下弦の鬼の勧誘を始めるのです。

宿敵「継国縁壱」との戦い

珠世を連れた無惨は、とある竹林にて継国縁壱と対峙。無惨は攻撃を仕掛けるものの全て回避され、一瞬で全身を切り刻まれます。

縁壱と戦い続ければ殺されると判断した無惨。怒りに震えながらも、生き残るために肉片となり逃走するのです。

その後無惨は鬼殺隊から身を隠し、部下を総動員して太陽克服の手がかりを探すのでした。

鬼舞辻無惨の倒し方を考察

日光の可能性は低い

夜明けまでヒノカミ神楽を舞い続け、日光によって倒すという展開は、やや可能性が低いと思われます。

理由はメタ的ですが「鬼滅の刃」というタイトルだけあって、無惨にトドメを刺すのは「刃」であると考えました。

また、「剣士として炭治郎が縁壱を超えられるか」という点が度々強調されているため、剣術による討伐の可能性が高そうです。

説1:仲間がサポート・炭治郎が討伐

生き残った仲間たちで無惨の隙を作り出し、炭治郎のヒノカミ神楽で無惨の7つの心臓と5つの脳を破壊。首を切断して倒すという展開です。

オーソドックスな倒し方ですが、縁(絆)がテーマになっている作品だからこそ、協力して倒すという展開に納得がいきます。

説2:12人がヒノカミ神楽を使い討伐

無惨に対してヒノカミ神楽を繰り出す炭治郎

無惨を倒すために編み出された日の呼吸「拾参ノ型」は、12種類の型をつなげることで完成します。

193話時点では、戦線近くに呼吸を使える者がちょうど12人いるため、炭治郎がそれぞれに型を伝え、協力して倒すという展開も考えられます。

「炭治郎・善逸・伊之助・カナヲ」の4人
「冨岡・甘露寺・伊黒・実弥・悲鳴嶼」の5人
「宇髄・槇寿郎・鱗滝」の3人

そもそも日の呼吸は視覚に基づいて継承されているため、炭治郎の型を見てそれぞれが模倣するという展開はありえそうです。

炭治郎のアイキャッチ画像
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無惨の死亡後はどうなる?

1、そのまま最終回を迎える

無惨と鬼殺隊の最終決戦を迎えている193話時点では、物語の鍵となる、大きな伏線はほとんど残っていません。

他に残っている伏線

・青い彼岸花はどこにあるのか
・禰豆子はいつ到着するのか
・炭治郎は人間の姿に戻れるのか

無惨が死ぬ前に戦線から逃げ出すという可能性はあります。しかし、無惨は薬で老化が急速に進行していることから、逃走して戦いが長引くことは無さそうです。

2、第2の無惨が現れる

この作品において、鬼舞辻無惨は鬼たちにとって絶対的存在であり逆らえないものと描かれていますが、珠世と禰豆子はその支配からなぜか逃れられています。

そして珠世においては、支配から逃れただけでなく「愈史郎」という自分の血を分けた鬼まで生み出しています。

つまり、この2人以外にも無惨の支配から逃れた鬼がまだ存在する可能性はあり、実は水面下で勢力を拡大していたといった展開も考えられます。

鬼舞辻無惨が鬼になったのは平安時代(1000年以上前)なので、その過程で鬼舞辻無惨が血を分け与えたものの袂を分かった鬼がいてもおかしくはありません。

これまでは無惨の勢力が強大だったため影を潜めていましたが、無惨が討伐されたことで自分こそが次世代の鬼の王になろうとして世に姿を現す、といった話もありえそうですね。

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鬼舞辻無惨の名言2選

「私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え」

自身を大災という無惨

無限城にて、ついに炭治郎と再会した無惨。自身を諦めずに追ってくる炭治郎に対して「大災に遭ったと思え」と言い放ちます。

鬼化したのは自身の身から出た錆であるにも関わらず、他人には死者を忘れて生きろと強要する無惨。

無惨の残酷な性格を一言で表しており、話が通じる相手ではなく倒すべき敵であることを認識させます。

「私が正しいと言った事が正しいのだ」

自分が一番正しいと言い張る無惨

下弦の伍「累」が討伐されるに伴い、下弦の鬼を緊急招集した無惨。下弦の鬼の実力に呆れた無惨は「下弦解体」を言い渡します。

命乞いをする鬼に対して「私が正しいと言った事が正しいのだ」と言い放ち、有無を言わさず殺す無惨。冷酷な価値観が垣間見える一言です。

鬼舞辻無惨の擬態・変身について

成人男性(月彦)

成人男性姿の無惨

成人男性として擬態した無惨。家庭を持っており、名前は月彦。登場シーンが多く、単行本の表紙にもなっているため、鬼舞辻無惨の代表的な姿と言えます。

成人女性

成人女性姿の無惨

下弦の鬼を招集した際の姿。下弦との会合が「パワハラ会議」として注目を集めており、登場回数は少ないものの印象に残りやすい。

男の子(俊國)

少年姿の無惨

とある家庭の男の子に擬態した姿。名前は俊國。

戦闘形態

戦闘形態の無惨

無惨が敵と戦う際の姿。全身に肉食獣の口のようなものが無数についており、無数の管を出して戦います。老化の薬によって、黒髪ではなく白髪に。

鬼舞辻無惨の血気術

黒血枳棘

黒血枳棘の画像

自身の血液を有刺鉄線状に変化させ、敵を打ち据える。

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過去が明らかになる15巻

鬼舞辻無惨の初登場巻は2巻。そして15巻では、1000年以上前に無惨が鬼へと変貌した衝撃の理由が描かれています。

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