鬼滅の刃(きめつのやいば)の上弦の陸「獪岳(かいがく)」の解説記事です。獪岳の過去、死亡理由、善逸との関係についても考察しています。
獪岳(かいがく)とは
十二鬼月の「上弦の陸」
獪岳とは、鬼の中の精鋭である十二鬼月の「上弦の陸」です。元上弦の陸である「堕姫・妓夫太郎」が死亡した後、上弦の陸の座につきました。
元は鬼殺隊の隊士だった
獪岳は、元々鬼殺隊に所属していた人物です。元鳴柱に弟子入りし、善逸と共に修行した仲でした。戦闘においては、血気術だけでなく呼吸と刀も駆使して戦います。
他の十二鬼月の紹介記事
十二鬼月の一覧
その他のキャラクター一覧
獪岳の過去|鬼になった理由
悲鳴嶼に拾われ寺院で暮らす
小さい頃から家のなかった獪岳。身寄りのない子供を預かる悲鳴嶼の寺で、他の子供たちと共に幼少期時代を過ごします。
生き残るため悲鳴嶼を裏切る
しかしある夜、獪岳は寺の金を盗み、それがばれて寺を追い出されてしまいます。運悪く鬼と遭遇しまった獪岳は、自身が生き残るために鬼と取引を行います。
寺に居る人間を鬼に差し出して、自分だけ生き残ることを選択するのです。この事件をきっかけに、悲鳴嶼は子供を信用できなくなり、投獄されてしまいます。
鳴柱に拾われ弟子になる
悲鳴嶼の寺を出た後、獪岳は元鳴柱で育手の「桑島慈悟郎」の弟子になることに。元柱である桑島を尊敬し、ひたむきに努力を重ねていました。
善逸との出会い・不満を抱き始める
ある日、善逸が獪岳の弟弟子として慈悟郎の元に。分け隔てなく2人を大切にする慈悟郎。特別扱いを求めていた獪岳は、3人での生活に不満を抱き始めます。
泣きべそをかきながら慈悟郎の指南を受ける善逸。その姿に苛立ちを募らせる日々。さらに慈悟郎は、雷の呼吸を2人で共同後継するように言いつけます。
獪岳の不満は、善逸の耳でいつも聞き取れるほど大きいものとなっていました。
黒死牟の勧誘を受け鬼へ
善逸より早く鬼殺隊に入隊した獪岳。とある任務中に上弦の壱「黒死牟」と遭遇。敗北を喫した獪岳は、生き残るために黒死牟に頭を下げ鬼になることを決意します。
獪岳の強さ・呼吸と型
雷の呼吸を使いこなす鬼
鬼殺隊出身のため、鬼でありながら呼吸や型を使用して戦うことが可能。それに加えて血気術を使え、鬼の耐久力と回復力を兼ね備えており、単純な戦闘力が秀でています。
弐ノ型「稲魂」
一息で瞬きする間に5連撃を繰り出す。
参ノ型「聚蚊成雷」
体を回転させながら、波状攻撃を繰り出す。
肆ノ型「遠雷」
その場で踏み込み、前方の敵を斬りつける。
伍ノ型「熱界雷」
皮膚や肉を罅割って焼く斬撃を繰り出す。
陸ノ型「電轟雷轟」
斬撃を食らった者は、体内で斬撃がヒビ割れを起こし続ける。
獪岳の名前について
「悪賢さ」を意味する
人を裏切って生きてきた獪岳。その獪岳の名前には、実は「悪賢さ」という意味を持つ漢字があてられています。
「獪」は悪賢いという意味。「岳」は高くそびえる山、いただきという意味を持ちます。意味が通るように意訳すると、「悪賢さの頂点」という意味になるのです。
獪岳のイメージにぴったりな名前と言えるでしょう。
善逸と名前が対比している
また、獪岳と対をなす存在の善逸。その善逸の名前が獪岳と対比している点も面白いです。
善逸という漢字を分解して意訳すると、「飛び抜けて性格が善い(良い)」となり、悪賢さとは真反対な意味になります。
獪岳は死亡している?
善逸に敗れ死亡
無限城にて、同じ修行時代を過ごした善逸と対峙。激闘の末、善逸オリジナルの「七ノ型」で首を斬られ死亡します。
最後は1人虚しく死を迎える
死の間際に、善逸とともに無限城の底に落下する獪岳。善逸に負けたことは不服ですが、善逸が死亡することに安堵します。しかし、すんでのところで善逸は愈史郎により救出。
獪岳は誰にも救われることなく、1人でに最後を迎えるのでした。
過去が明らかになる17巻
獪岳の初登場巻は4巻。そして17巻では、弟弟子である善逸との再会・激戦が描かれています。
U-NEXTではお試し登録することで、無料で鬼滅の刃17巻を読むことができます。獪岳の戦闘シーンを見たい方は、以下のリンクから17巻を無料で読みましょう!