鬼滅の刃

【鬼滅の刃】珠世とは?無惨との長きに渡る因縁について|能力や悲しい過去も考察

鬼滅の刃(きめつのやいば)の「珠世(たまよ)」の解説記事です。珠世の血気術・能力、過去や無惨との因縁についても考察しています。

珠世(たまよ)とは?

鬼舞辻に仇なす鬼

珠世とゆしろうの画像

珠世とは、数百年前に鬼舞辻無惨に鬼にされた女性のこと。無惨の支配から逃れ、自身の作り出した鬼「愈史郎」と共に鬼の研究をしながら、無惨への復讐の機会を窺っています

鬼殺隊にも友好的

無惨を倒すという目標を持つ珠世。他の鬼とは違い、同じく無惨討伐を試みる鬼殺隊に友好的な姿勢を見せており、特に炭治郎やしのぶとは関わり深いです。

珠世の能力・血気術

鬼ゆえの並外れた生存能力

無惨の支配下から外れた珠世ですが、鬼としての能力は健在であり、並外れた身体能力と再生能力を兼ね備えます。

さらに弱点の1つである無惨の呪いを外しているため、無惨本人と対峙しない限り、珠世が鬼側に倒されることはほぼあり得ません。

鬼・薬学に精通している

医者であることを伝える珠世
長らく鬼の研究をしており、鬼を回復する薬の開発だけでなく、鬼を弱体化する薬にも精通しています。

高度な医療技術を持ち、鬼殺隊の医療のトップである胡蝶しのぶとも共同で薬を研究するほど。禰豆子を人間に戻すため、無惨を倒すために欠かせない存在です。

珠世が開発した薬

・血気止め
・人間返りの薬
・老化の薬
・分裂阻害の薬
・細胞破壊の薬 etc…

血気術:惑血・視覚夢幻の香

惑血・視覚夢幻の画像
自分の腕を切り裂き、血の香りを嗅いだ者に幻惑を見させる技。人間にも効果があり、姿をくらます際に最適。

血気術:白日の魔香

白日の魔香の画像
香りを嗅いだ鬼の脳機能を低下させ、秘密を守ったり虚偽の発言をすることをできなくする技。

人間が嗅ぐと体に害が出るため、手拭い等で口元を覆う必要があります。

珠世の性格・魅力

人間を慈しむ・食べない

他の鬼とは違い、人間を食べず僅かな血液の摂取で生き長らえています

我慢して人間を食べないのではなく、鬼の研究の過程で自身の体を弄ったことで、人を食べないでも問題ない体質に変化したことが明らかになっています。

また、慈愛の精神から死期の迫った人間に治療を施し、鬼となって生き長らえる選択肢を与えることも。

無惨を倒すため命をもかける覚悟

人間の頃から、自分のことよりも家族の幸せを考え続けてきた珠世。愛する家族のために鬼となり、仇である無惨を倒すため、自分と同じ境遇の者を増やさないため、無惨と戦い続けます。

その覚悟は珠世の行動に大いに表れており、自身に人間化の薬を仕込み、命を失う覚悟で無惨に吸収されにゆくこともありました。

自分から自身の過去を悔いながらも、未来を変えるために戦い続けるところは、珠世の魅力の1つです。

無惨が苦しむ姿を見て活き活きする

珠世は可愛げで穏やかな雰囲気を持ち、話し方も柔らかいです。しかし、憎悪の対象である無惨に対しては、非常に辛辣な言葉を言い放ちます。

無惨に危機が訪れると、これまでにないほど活き活きとした表情を見せる珠世。その振り幅の大きいギャップが、珠世の魅力の1つでもあります。

珠世の名言(毒舌)3選

「私はお前とここで死ぬ!」

私はお前とここで死ぬと言うシーン

産屋敷の自爆によって一時的に弱体化した無惨。その隙に珠世は、命を失う覚悟で無惨に突入し人間化の薬を注入。そして「私はお前とここで死ぬ!」と言い放つのです。

珠世が初めて感情を剥き出しにして言葉を放ったシーンでもあり、珠世のセリフの中でも特に印象的です。

「無駄に増やした脳味噌を使って考えたらどうだ?」

無惨を挑発する珠世の画像
薬の効果を問うてきた無惨に対して放った言葉。弱体化に焦る無惨に対し、最大限に意地悪い表情を見せて遠慮なく嘲笑の言葉を述べるのです。

人間と接する時には柔らかい言葉を使いましたが、忌み嫌う無惨には毒を吐きまくる珠世。ギャップを感じさせる発言に思わず魅力を感じてしまいます。

「私の夫と子供をかえせ…」

家族を思いやる珠世

愛する家族の仇を討つために、数百年にも及び無惨を倒すことをひたすらに考えてきた珠世。この言葉には、無惨に対する恨みはもちろん、家族への深い愛情が込められています。

珠世の過去|無惨との因縁について

子供の成長を見守るため鬼に

人間時代には夫と子供がおり、家庭を支えていた珠世。しかし珠世は病にかかり、無情にも死期が迫っていました。

生き長らえて、愛する子供が大人になるのを見届けたい珠世。愛する子供のため、無惨の勧誘に乗り鬼になるのです。

子供と夫を食べてしまう

無惨の手により鬼となった珠世ですが、鬼になると人を喰ってしまうことを知りませんでした。

それゆえに、鬼となって理性を失った珠世は自身の暴走を止めることができず、目の前にいた子供と夫を食べてしまうのです。

この事件をきっかけに、鬼の秘密を隠して自身を鬼にした無惨を、珠世は恨み続けます。

自暴自棄になり大勢の人間を殺す

愛する家族を自らの手で殺めてしまい、自暴自棄に陥った珠世。その反動から、大勢の人々を殺して喰ってしまいます。

珠世は無関係の人を殺してしまったことを現在は反省しており、その罪を償うために無惨と共に死ぬことを決意しました。

縁壱との出会いをきっかけに無惨から離れる

無惨と共に行動を続けていた珠世は、ある日継国縁壱と遭遇します。縁壱の剣術は凄まじく、無惨を圧倒して切り刻み、弱体化までさせます。

無惨の弱体化をきっかけに、無惨の支配から逃れた珠世。かけられた呪いの解除にも成功し、無惨の元を離れ、無惨討伐のための研究を始めるのです。

珠世が薬学に精通している理由

青い彼岸花の研究をしていたため?

約300〜400年前、継国縁壱が生きていた時代から無惨と共に行動していた珠世。

鬼とは基本的に群れない無惨が珠世と行動していたのは、珠世に青い彼岸花の研究を任せていたからだと思われます。それゆえに善良な医者と同様の役割を担い、薬学に精通した可能性が高いです。

無惨と共に行動した時の経験を生かして、無惨と別れた後も血気止めや鬼化の薬、人間返りの薬を製作することができたのでしょう。

縁壱が薬の研究を後押しした?

縁壱と会合するシーン
珠世と縁壱が初めて会った際、縁壱から珠世に無惨を倒す協力を促す描写が描かれています。

珠世が薬学の知識を持つことを知った縁壱は、薬学を通じて無惨を倒す方法を研究するよう、珠世にお願いした可能性は十分にありそうです。

珠世は死亡している?

無惨に取り込まれて死亡

珠世は無惨に人間化の薬を打ち込みますが、無惨が薬を分解すると同時に無惨に吸収されていきます。吸収後に頭部だけが残ったものの、その頭部も無惨に握り潰され死亡します。

死後は無惨の細胞内で登場する

無惨の手にかけられ死亡した珠世ですが、死後も無惨に呼び掛けられ、細胞の中で度々登場します。

しのぶと共同製作した薬で無惨を追い詰めていく珠世。無惨を煽る珠世の姿は、間違いなく鬼滅の刃屈指の名シーンでしょう。

珠世の声優情報

声優は「坂本真綾」さん

珠世の声を担当しているのは「坂本真綾」さんです。その他には、物語シリーズの忍野忍や、黒執事のシエル・ファントムハイヴを担当されています。

珠世の過去が判明する16巻

鬼滅の刃16巻の表紙(産屋敷輝哉)

珠世の初登場巻は2巻。そして16巻では、ついに珠世が鬼になった理由が描かれています。

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