遊郭編 7話の振り返り
禰豆子の暴走
上弦と同等かそれ以上の再生力を持つ禰豆子は、堕姫を圧倒。
しかし、そんな快進撃も長くは続きませんでした。禰豆子は、鬼化して以降一度も人間を食べていないために継戦能力が低く、人間の肉体を欲し始めてしまったのです。
我を忘れて付近の人間を襲おうとした禰豆子でしたが、すんでのところで炭治郎が制止。
激しい抵抗を見せた禰豆子でしたが、炭治郎が歌う子守歌が奏功し、眠りにつくのでした。
新たな鬼
3人の嫁を救出した後、鬼のもとへ向かっていた宇随が遂に到着。
一瞬にして堕姫の頸を斬ってしまい、”上弦の陸”との戦闘はあっけなく終わってしまいました。
しかし、頸を斬られたにもかかわらず、一向に消滅する気配を見せない堕姫。
自身の頸を手に持った状態でひたすら悪態をつき続けていた堕姫は、しまいには泣き出してしまいました。
その時、彼女の背中から瘦せ細った躯体が特徴的な男性の鬼が出現。瞳には、堕姫と同じ”上弦の陸”の文字が刻まれています。
彼こそが本物の”上弦の陸”たる妓夫太郎(ぎゅうたろう)。
なんと”上弦の陸”は堕姫ではなく、堕姫と妓夫太郎の2人を合わせた呼称だったのです。
妓夫太郎の戦闘能力は堕姫とは比べ物にならない程に高く、遂に本当の戦いの火蓋が切って落とされました!
遊郭編 8話「集結」のネタバレ
1.忍の家系
眠った禰豆子を木箱へと戻した炭治郎は、休む間もなく戦場に戻ります。
一方その頃、”上弦の陸”妓夫太郎から嫉妬の言葉の数々を浴びる”音柱”宇随天元。
”柱”である宇随の「選ばれた才能」が妬ましく思う様子の妓夫太郎でしたが、当の宇随は「才能」という言葉を繰り返し、鼻で笑います。
宇随は悲鳴嶋や時透、煉獄の姿を思い浮かべ、「俺程度」と自身を卑下しました。宇随は、自身に才能がある、とは欠片も考えていないようです。
しかし妓夫太郎はまだ食い下がります。彼の持つ「血鎌」には猛毒があるようですが、攻撃を受けた宇随は一行に死ぬ様子がありません。
指摘を受けた宇随は、自身が忍の家系であることを暴露。毒耐性を持っているがゆえに毒が効かないのだと返します。
そんな宇随には、9人の兄弟がいました。しかし、宇随が15になる頃には、その内の7人が死亡。一族の衰退を恐れた宇随父が、厳しい訓練を強いたのです。
その結果として、生き残ったのは宇随天元とその弟のみ。
宇随弟は、宇随父と同じ考えの持ち主であり、他者の意思を尊重しない無機質な人間でした。
そんな人間になるまいと決めた宇随は、鬼殺隊に入隊。お館様に尽くすことを決めたのでした。
2.宇随 vs 2人の上弦
問答の最中、宇随の異変を察知した妓夫太郎は、気味の悪い笑いと共に「やっぱり毒 効いてるじゃねぇか ジワジワと」と指摘。
宇随は明らかに息を荒げており、冷や汗も見られます。
しかし宇随は、「いーや! 全ッ然効いてないね!」と虚勢を張り、戦闘を再開。妓夫太郎へと刀を振るいつつ、彼の背に乗っていた堕姫を蹴り上げることで、2人を分断します。
さらに宇随は、”鬼の身体を傷つける特殊な火薬玉”を用いて追撃。攻撃を受けた堕姫は、2度目の斬首を食らいました。
続けざまに、指で刀身を持つことでリーチを拡張し、妓夫太郎の頸にも傷をつけた宇随。”上弦”相手に見事な立ち回りであり、さすがは”柱”と言ったところでしょうか。
一方の妓夫太郎は、そんな宇随の立ち回りを見て、「お前 気付いてるな?」と発言。
「なにに?」ととぼけた宇随ですが、どうやら”上弦の陸”の倒し方に気が付いたようです。
しかし、妓夫太郎の「血鎌」を食らっている宇随には、2体の鬼と悠長に戦い続ける時間などありません。
そんな状況で現れたのは、眠った善逸と伊之助でした。さらに炭治郎も合流し、戦いは4vs2に。
3.”上弦の陸”の倒し方
須磨やまきをの避難指示の下、戦場となった吉原遊郭から逃げ惑う人々。
一方、服毒することで切見世に逃れていた雛鶴は、苦悶の表情を浮かべながら壁伝いにどこかへと向かっています。
舞台は戻り、無事に合流した4人。
「お前ら派手な登場じゃねえか」と3人の”派手”と認めた宇随は、「気に入ったぜ!」と声を掛けます。
遅れて参戦した炭治郎は、頸を斬られたはずの堕姫が生きていることや、鬼が2体に増えていることを認識。
2体の鬼の”においの重み”の差異から、男性の方の鬼――つまり妓夫太郎こそが”本体の鬼”だろうと予測します。
”上弦の鬼”の凄まじいプレッシャーを前に、手の震えが隠し切れない炭治郎。
その時、背後の宇随が、「勝つぜ! 俺達鬼殺隊は!」と叫びます。
「こいつらは3人とも優秀な俺の継子だ 逃げねえ根性がある!」とも続けた宇随は、”上弦の陸”堕姫・妓夫太郎の倒し方が「同時に頸を斬ること」だと看破。
そんな宇随を見た炭治郎は、彼の姿に煉獄の面影を重ねました。
4.分断
”上弦の陸”の倒し方が明らかになり、「簡単」だと息巻く宇随と伊之助。
しかし、これまでに妓夫太郎は15人の、堕姫は7人の柱を返り討ちにしているようであり、一筋縄ではいかないでしょう。
長い夜がいつも鬼を味方する――そう述べた堕姫は、帯を伸ばして宇随に攻撃しました。
その瞬間、動き出したのは善逸です。
「雷の呼吸 壱ノ型『霹靂一閃』」を連続で繰り出した善逸は、堕姫を建物外へと連れ出して見せました。
堕姫と妓夫太郎が完全に分断されたことを受け、伊之助も善逸の方へと続きます。
かくして、「善逸・伊之助 vs 堕姫」と「宇随・炭治郎 vs 妓夫太郎」の二構図が出来上がりました。
5.視界の共有
妓夫太郎の放つ凄まじい殺気を前に気圧されてしまいそうになりつつも、炭治郎は刀を握り締めます。
毒を食らっている宇随を守りながら立ち回ろう―― そう考えた刹那、妓夫太郎が「血鎌」を用いて攻撃を仕掛けました。
攻撃が迫っていることは理解しているものの、反応が追いつかない炭治郎―― 窮地を救ったのは、やはり宇随でした。
炭治郎を後方へと吹き飛ばす形でカバーした宇随は、そのまま妓夫太郎と激しい戦闘を始めます。
妓夫太郎と堕姫は視界を共有しており、宇随・炭治郎は妓夫太郎の相手をしながら堕姫の帯を処理する必要に迫られます。
そんな中、宇随の死角を守る形で立ち回る炭治郎。
一方の伊之助・善逸サイドでも、堕姫の攻撃に加えて妓夫太郎の「血鎌」が襲い掛かります。
宇随は猛毒を食らっており、炭治郎は先の堕姫戦で限界まで消耗した直後ですから、パフォーマンスは低下気味。堕姫と妓夫太郎の”視界共有”も相まって、「頸を同時に斬る」という勝利条件は想像以上に厳しいようです。
”上弦の陸”相手に押されており、ピンチの鬼殺隊サイド。
ここでやってきたのが、宇随の嫁 雛鶴でした。発射装置を用いて無数のクナイを飛ばした雛鶴。
発射されたクナイを認識した妓夫太郎は、「当たったところで問題ない」と結論付けましたが、その直後に安易な考えを訂正。
「そんな無意味な攻撃 今するか?」と自問し、リスクを避けるべく、血鬼術を用いてクナイを弾き始めました。
しかし、宇随はそんな妓夫太郎の行動を許しません。クナイが刺さることも厭わず距離を詰めた宇随により、妓夫太郎の頸にクナイがヒット。
クナイには”藤の花”から抽出された毒が塗られており、鬼の身体を痺れさせる効果を持っていました。
雛鶴によって作り出された一瞬の隙に、飛び掛かったのは炭治郎です。
果たして炭治郎は、妓夫太郎の頸に届くのでしょうか。
アニメ『鬼滅の刃』遊郭編 8話の感想
圧巻の戦闘シーン
今回放送されたアニメ『鬼滅の刃』遊郭編 第8話では、”柱”と”上弦の鬼”との戦いが息をのむほどのスピード感・激しさで描かれていました。
前シーズンに当たる無限列車編の煉獄vs猗窩座の戦闘にも当てはまる点ですが、戦闘の激しさに明確な差が感じられる演出は流石の一言です。
炭治郎が未だ”上弦”や”柱”のレベルに達していない様子も表現されており、今後の炭治郎の成長が楽しみになりますよね。
少し気が早いですが、作品終盤の成長した炭治郎の戦闘シーンを想うと、期待に胸が膨らみます。
アニメ『鬼滅の刃』遊郭編 8話の伏線・考察
宇随天元の弟
アニメ『鬼滅の刃』遊郭編 8話にて、宇随天元に2つ下の弟が存在すると明らかになりました。
宇随曰く、弟は「親父の複写」。
宇随弟は、宇随父と同じ考え/言動の持ち主であり、「部下は駒」「妻は跡継ぎを産むためなら死んでもいい」とかなり過激な発想の人物だったとのこと。
ただただ無機質な宇随父・弟を見て育った宇随天元は、「あんな人間になりたくない」と強く思いました。
いずれキーパーソンとなるかに思われた宇随弟――なんと原作では、これ以降一切登場しません。
とはいえ、アニメオリジナル等でこの設定が生かされる可能性はありますから、宇随弟/宇随父の存在は頭の片隅には残しておきたいですね。
「藤の花の毒」と鬼
宇随の3人の嫁の一人 雛鶴が用いた「藤の花の毒」。
作中世界で鬼避けとして用いられていた「藤の花」は、鬼にとって毒となる作用も持っています。
今回雛鶴が用いた毒は、数字すら持たない鬼であれば半日、下弦の鬼ですらしばらく麻痺させる強力なものでした。
なお、この「藤の花の毒」の設定は、今後も作中で度々登場します。
遊郭編は間もなく終了か
アニメ『鬼滅の刃』遊郭編は早くも第8話を迎え、”上弦の陸”との戦闘が本格化してきましたね。
原作漫画の8巻 67話から11巻97話までの内容から構成されるものと考えられる遊郭編ですが、なんと今回までで、既に11巻89話までの内容が放送されたことになります。
アニメ1話辺りが漫画3話分と仮定しても、遊郭編の最終話まで残り2話。後日談として1話を足しても、合計11話です。
アニメ『鬼滅の刃』第一期は1クール13話構成で2クール放送されましたから、現在放送されている第2期も13話構成のはず。
仮に1クールのみの放送でも、2話ほど余ってしまいます。
アニメオリジナル展開等で引き延ばされる可能性も考えられますが、2クール26話構成でこのまま次の中編に入る、という展開もあり得ますよね。
いずれにしても、漫画原作の展開通りであれば、遊郭編は間もなく終わりを迎えます。
今後のアニメ『鬼滅の刃』の展開に要注目ですね!
アニメのネタバレ一覧
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