ワンピースの登場キャラクター「サンジ」の足技や強さについてまとめています。今までの活躍、ジェルマの兄弟やプリンとの関係、手配書の謎や名言など、サンジにまつわる情報を掲載しているので、サンジを詳しく知りたい方は参考にしてください。
この記事は、重大なネタバレが含まれる可能性があります。アニメ派の方や、本誌をまだ読み進めていない方が閲覧する際はご注意ください。
サンジとは?
オールブルーを目指す料理人
サンジとは、海賊団麦わらの一味の船員であり、伝説の海”オールブルー”を目指している料理人のこと。料理の腕は超一流で、ボリューム満点の料理から女性受けのいい繊細な食べ物までを作り、一味の舌を満足させています。
ルフィの片腕かつ最悪の世代の1人として名を連ねており、懸賞金額はすでに3億2000万ベリーに到達。苛烈な自己鍛錬を絶え間なくおこない、今なおその実力を伸ばし続けています。
足技を駆使して戦闘員としても活躍
戦う海上レストラン「バラティエ」で長年過ごしていたこともあり、戦闘センスは凄まじく、戦闘でも一味に貢献することは多々。一味の主力として数えられています。
数多の強敵との戦いを経て、赫足のゼフ譲りの足技がさらに磨きがかかり、空を闊歩したり、鋼鉄を砕くほどの破壊力を手にしています。
サンジの現在状況はこちら
麦わらの一味
モンキー・D・ルフィ |
ロロノア・ゾロ |
サンジ |
ウソップ |
ナミ |
トニートニー・チョッパー |
ニコ・ロビン |
フランキー |
ブルック |
ジンベエ |
サンジの性格・魅力
女性にだらしない騎士道精神!?
無類の女好きで、女性と出会うとすぐに鼻の下を伸ばし、見境なしに口説くのが特徴。美女に滅法に甘く、いくら騙されても傷つけれても愛することをやめません。
一方、女性に対するだらしなさが目立ちますが、オーナーゼフの指導もあり「女性を蹴ったこと」は一度もありません。自分の身がボロボロになっても、女性を傷つけない騎士道精神の塊です。
2年の修業の間、女性のいないカマバッカ王国に滞在していましたが、再集合した際にも女性好きは決して治っておらず、相変わらずの状態でした。
しかし女性から受け入れられることはほとんどなく、その不憫さゆえにどこかサンジを応援したくなってしまいます。
高いプライドを持って料理に臨む
料理人としてのプライドは非常に高く、行く先々の土地で食材を調達したり、新たな料理の開発に勤しみます。また、食べ物を粗末に扱う行為や、ご飯を残すことは決して許しません。
腹を空かせた人には敵であろうが美味しい料理を振る舞うのが特徴ですが、これは過去にゼフと壮絶な飢餓生活を送ったことが要因となっています。
ビッグ・マムにケーキを食べさせる際にも、ビッグ・マムを倒すチャンスながら毒を盛ることはなく、舌を満足させるために美味しいケーキを作り上げていました。
機転を聞かせる策略家
危機的な状況においても、冷静に策を巡らせ敵を陥れる策略家としての側面を持ちます。アラバスタではMrプリンスとしてクロコダイルを欺き、エネルとの戦いでは船の動力に細工し飛行を妨害。
単独で機転を効かせた行動により、数々のピンチを救ってきました。
サンジの家族・ジェルマの兄弟
サンジはジェルマの王族の生まれ
サンジの正体は、北の海ジェルマ王国の王族「ヴィンスモーク家」の三男。人外な力を手に入れる「血統因子」の影響を受けずに生まれたことにより、他兄弟に蔑まれる悲痛な幼少期時代を過ごします。
父ジャッジからも見放され、ジェルマが東の海を訪れた際に脱出。オービット号に乗り込み、後に海賊ゼフと出会うことになるのでした。
ジェルマの一族
ヴィンスモーク・ジャッジ
ジェルマ王国の王。「血統因子」により、高い戦闘力を持つ息子を作り出そうと画策。力を至上主義としており、ただの人間として生まれたサンジを蔑みます。
サンジに対する愛情は皆無に等しく、サンジと別れる際には「親だということを明かさないで欲しい」と懇願。シャーロット家との政略結婚にサンジを選んだのも、サンジを生贄としてビッグ・マムに明け渡すため。
しかし、血統因子を受け継いだ息子たちとは違い、死に対する恐怖を持ち合わせており、結婚式でジェルマの暗殺計画に気づいた際には、大粒の涙を流していました。
イチジ、ニジ、ヨンジ
サンジの兄弟であり、血統因子の効果が色濃く出た3名。生まれながらに強大な力を得ていましたが、その代わり他人を慈しむという感情は存在せず、死にも無頓着。
幼少期には、戦闘能力で劣るサンジに集団で暴力を振るうなど、トラウマを植え付けています。大人になっても残虐な性格は変わらず、サンジの顔の形が変わるまでサンジを攻撃していました。
しかし、結婚式で暗殺されるところをサンジたちに救われて以後、ビッグ・マム海賊団の追手を引きつけ、サンジたちが逃げ出すサポートをしています。
レイジュ
ヴェンスモーク家の長女で、サンジの実の姉。血統因子を受け継いでおり性格にはやや難がありますが、サンジ同様に人間を慈しむ心を持ち合わせています。
それゆえに幼少期は、表向きはイチジやニジたちに迎合した態度をとり、彼らのいないところではサンジの治療をすることが多々ありました。サンジが東の海へ脱出する際に手助けをした人物でもあります。
サンジから嫌われてはいますが、大人になって以後もその性格は変わらず、腫れたサンジの顔を治したり傷ついたルフィを無償で治療するなど、一味を手助けをする場面も見られました。
ソラ
サンジの実の母親であり、ジャッジの妻。ジャッジの正反対とも言える性格で、血統因子により無感情の子供たちを産み出すことを拒んでいました。
結果的に血統因子の計画は強行されますが、ソラが劇薬を飲み抵抗。5人姉弟のうち4人は血統因子を受け継ぎますが、何の影響を受けてないサンジを授かるのでした。
ソラは劇薬の後遺症で衰弱していくなかで、サンジが人間として成長する姿を近くで見守り続けます。誰よりもサンジのことを愛し、サンジの優しさを誇りに思っていた人物です。
サンジと関係の深い人物
ゼフ
戦う海上レストラン「バラティエ」のオーナーであり、サンジの命の恩人。海賊時代にサンジとともに無人島に遭難した際、残る食糧を全てサンジに預け、自分は自らの右足を食べて生き延びていました。
無人島から生還した後は、バラティエを開業。サンジをコックとして雇い、厳しく指導しながらも、本物の親子のように接していました。
シャーロット・プリン
シャーロット家35女であり、サンジと政略結婚する予定だった女性。サンジに優しく接する理想的な女性として登場しましたが、真相はヴィンスモーク家を陥れるため、サンジを演技で騙していたのでした。
プリンは結婚式当日にサンジを射殺しようとしますが、コンプレックスに感じていた3つ目に対して、サンジが「美しい瞳」と言及。過去言われたことのない言葉に、プリンは動揺し泣き崩れます。
その後サンジのことを好きになり、暴走したビッグマムを止めるべくサンジと共にケーキ作りを実施。自体の収集したのちに、サンジに口づけを交わし、メモメモの実でその記憶を抜き取るのでした。
エンポリオ・イワンコフ
くまの能力でカマバッカ王国に飛ばされたサンジは、革命軍のイワンコフと遭遇。王国に伝わる攻めの料理「99のバイタルレシピ」をかけて、師範に挑むことをサンジに持ちかけ、サンジはその勝負を受けることに。
サンジは女性のいない地獄の2年間を過ごし、苦闘の末に99のレシピを習得。イワンコフはサンジを認め、シャボンディ諸島へ向けて船を出すのです。
デュバル
シャボンディ諸島の人攫い集団「トビウオライダーズ」のヘッド。デュバルの顔は手配書のサンジの似顔絵と瓜二つであり、人違いで海軍から追われる日々を送っていました。
それゆえにサンジを逆恨みしていましたが、手配書に納得いかないサンジも同じく逆恨み。2人が相対した際、サンジが蹴りで顔面を整形し、ハンサムになったデュバル。サンジを”若旦那”と慕うようになります。
サンジの能力と強さ|足技と覇気
ゼフ直伝の足技を使いこなす
師匠である赫足のゼフから料理とともに伝授された、強力な足技を駆使して戦います。手は料理人の命であるため、戦闘では一切使用しません。代わりに蹴りの威力とスピードは抜群。
あまりの脚力の強さにより、摩擦熱で足に炎をまとわせ攻撃したり、空中を闊歩することすら可能となっています。
サンジの足技一覧
サンジの足技の名前は、蹴りを加える敵の部位に応じて変わります。例えばコリエ(首肉)であれば首への攻撃、エポール(肩肉)であれば肩への攻撃となります。
連続で攻撃を繰り出す場合は、技の最後にショットが付くのが特徴です。
部位ごとの攻撃
・コリエ(首肉)
・エポール(肩肉)
・ポワトリーヌ(胸肉)
・ジゴー(もも肉)
・ジャレ(すね肉)etc…
連続攻撃
・ムートンショット
・ヴォーショット etc…
悪魔風脚(ディアブルジャンブ)
片足を軸足として高速回転し、摩擦熱でもう片足に高熱を帯びさせて攻撃する技。光を放つほどの熱によりCP9の鉄塊をも貫通する威力を誇ります。
帯びた熱の温度は非常に高熱であり、たとえ水の中でも使用可能です。
六式の月歩
CP9の使用する六式の1つである「月歩」を使用可能。空中を移動できることから空中飛行(スカイウォーク)と呼ばれており、カマバッカ王国にてオカマの追撃を振り切るために習得しました。
魔神風脚(イフリートジャンプ)
ジェルマ66の改造人間特有の「外骨格」や「筋力」「移動速度」が発現したことにより実現した、「悪魔風脚」を超える破壊力を持った技です。
ジェルマの「外骨格」に、今までサンジが鍛えた「武装色の覇気」が加わったことで、その脚はより強靭かつ高温に。
サンジはこの技によって繰り出した”牛肉(ブフ)バースト”で、百獣海賊団「大看板」のクイーンを討ち取りました。
レイドスーツ・おそばマスク化
ジェルマの化学兵器「レイドスーツ」を使用することで、「ステルス・ブラック/おそばマスク」に変身すること可能。体を透明化させることができ、敵の視覚を奪い戦うことが得意です。
また透明化能力を悪用し、密かに切望としていた女湯を覗くという行為をワノ国で実行しています。
武装色・見聞色の覇気を使いこなす
カマバッカ王国での2年の修行で、武装色・見聞色の覇気を使いこなすように。足の強度をさらに高め、パシフィスタの鋼鉄の体さえも破壊できる力を得ています。
またサンジは見聞色の覇気を得意としており、涙の落ちる音で状況を把握したり、敵の攻撃を予測して行動することも可能です。
サンジの来歴と懸賞金の推移
サンジの懸賞金の推移
エニエス・ロビー編 | 7700万ベリー | ロビンを救い出すため、エニエス・ロビーに潜入。CP9の3番手の実力者ジャブラを倒し、その後バスターコールからも生き残り、世界中に名を轟かせた。 |
---|---|---|
ドレスローザ編 | 1億7700万ベリー | 敵幹部ヴァイオレットと和解し、一味の情報網として活躍。シーザーを連れていち早くゾウへ向かうが、ONLY ALIVEの状態で懸賞金が上昇。 |
WCI編 | 3億3000万ベリー | ジェルマとビッグマムの結婚式を中止に追い込む。ケーキを作りビッグマムの舌を満足させ、WCIから脱出に成功。 |
グランドライン前半
イーストブルー編
海上レストランバラティエの副料理長として働いていたサンジ。クリーク海賊団の襲撃に遭いますが、ルフィらと協力し見事撃退。
夢を叶えるために、死ぬ気で戦うルフィとゾロの姿を目の当たりにしたサンジ。サンジも夢であるオールブルーを求めて、ルフィと共に旅に出ることを決意するのでした。
麦わらの一味に入って以後は、料理人兼戦闘員として大活躍を見せ、アーロンパークでは魚人空手の使い手であるクロオビを見事討伐します。
アラバスタ編
ビビと共にアラバスタ王国に上陸したサンジ達。アラバスタ転覆を目論む秘密組織「B・W」の野望を阻止するため、Mrプリンスとして妨害工作に転じたり、上位のエージェントとの戦いに挑みます。
サンジは組織の3番目の実力者である「Mr.2/ボン・クレー」と対峙。オカマ拳法とマネマネの実によるナミへの変装で、一切傷をつけることができず、Mr.1の攻撃で肋骨を折られてしまうのでした。
しかし戦いの中で、マネマネの実のトリックに気づいたサンジ。敵の隙を確実に捕らえ、波状攻撃でボン・クレーを討伐するのでした。
空島編
モンブラン・クリケットの助けを借り、ログポースの指す空島を訪れた麦わらの一味。空島は神エネルが支配しており、厳格な監視体制が取られていました。
不法入国で罪を着せられた仲間を助けるため、サンジは神の国アッパーヤードへ。玉の試練の担当者であり神官サトリと対峙し、ルフィとウソップと協力し見事サトリを討伐します。
その後、神エネルとの戦いで破れてしまいますが、エネルの乗る船マクシムの動力部に細工をし、ナミたちの脱出をサポートしました。
エニエス・ロビー編
損傷の激しいメリー号を修理するため、ウォーターセブンに立ち寄る麦わらの一味。しかしロビンがCP9と接触し一味を離れることに。ロビンを助けるため、単独行動で海列車に乗り込むなど、サンジは様々な活躍を見せます。
エニエス・ロビーに上陸後は、CP9のカリファと対決するも女性ゆえに攻撃できず敗北。その後はそげキングを救う形で、CP9のジャブラと対峙することになります。
新技「悪魔風脚」で見事ジャブラを破ったサンジ。正義の門の開閉レバーに細工をするなど、戦闘外でも活躍を見せるのでした。この事件をきっかけに、サンジに7,700万ベリーの懸賞金が付けられます。
スリラーバーク編
魚人島に向かう途中で魔の三角地帯に入ったサンジたちは、海賊船スリラーバークに遭遇。巨大船に君臨するゲッコー・モリアに影を奪われた麦わらの一味は、スリラーバーク四怪人との戦いに突入します。
サンジはスケスケの実の能力者であるアブサロムと対決になり、自分が理想とする実を手に入れたアブサロムへの怒りを原動力にし、撃破するのでした。
また、激闘の末にオーズとモリアも撃破したサンジたちですが、暴君バーソロミュー・くまが現れ、再びピンチに。サンジはゾロ同様、一味の犠牲となることを志願しますが、ゾロに気絶させられ眠ってしまいます。
シャボンディ諸島編
船のコーティングのため立ち寄ったシャボンディ諸島で、手配書そっくりの顔のデュバルと遭遇。サンジは得意の足技で強制的に整形を実行し、デュバルの顔をイケメンに変え、恩人となるのでした。
一方でレイリーやケイミーたちと出会い交流を深めていましたが、ケイミーが捕まり人間オークションへ出品されてしまいます。
ケイミーを助けるためルフィが天竜人に逆らったことで、海軍大将・黄猿が出てくる最悪の事態に。さらにはパシフィスタや戦桃丸、王下七武海のバーソロミュー・くまも上陸。
くまの能力によりサンジはカマバッカ王国に飛ばされてしまうのでした。
マリンフォード編
くまの能力で、偉大なる航路にあるイワンコフが治めるカマバッカ王国に飛ばされたサンジ。手配書と顔が違うことが原因で、イワンコフの信用を掴めず、船を貸してもらえませんでした。
しかしその後、新聞にてマリンフォードでの事件とルフィのメッセージを知り、一味を支える料理人となるため、“99のバイタルレシピ”を求めて、2年の間オカマたちとの戦いに臨むのです。
グランドライン後半
魚人島編
マリンフォード頂上決戦から2年。シャボンディ諸島に再集結した麦わらの一味は、新世界に入るための通過点となる深海の“魚人島”へ向かいます。
リュウグウ王国に辿り着いたサンジでしたが、人魚に興奮して鼻血を出してしまい出血多量に。オカマの海賊の輸血により、奇跡的に命をとりとめます。
その後は、“新魚人海賊団”による王国へのクーデターを止めるため、一味は新魚人海賊団と戦うことを選択。仲間達が次々と幹部を破り、サンジはワダツミの討伐に成功するのでした。
パンクハザード編
ついに新世界へと突入した麦わらの一味。偶然訪れた「パンクハザード」という島には、恐ろしい野望を持つ科学者、シーザー・クラウンの研究所が存在していました。
サンジは途中、ローの能力によりナミの体に入ったりイエティCOOLブラザーズの襲撃を受けますが、無事に生存。ルフィたちと合流後は、海軍と協力しヴェルゴと交戦。
シノクニから逃げる皆をサポートし、研究所脱出に大きく貢献します。
ドレスローザ編
人質と引き換えに、ドフラミンゴの王下七武海と王位を返上させた麦わら・ローたちは、ドレスローザに上陸。しかし返上はドフラミンゴが流した虚報で、サンジたちは狡猾な罠に絡め取られていきます。
サンジは演技するヴァイオレットの罠に嵌まりますが、彼女の涙が真実であることを見抜き和解。ヴァイオレットとともに独自の行動を取って、一味とローをサポートします。
サニー号に戻った後はドフラミンゴの攻撃を一時凌ぎ、ローの指示のもと、ルフィたちと離れてシーザーをゾウへと運びます。
ゾウ編
ドレスローザでルフィたちと別れて、ゾウをいち早く訪れたサンジたち。百獣海賊団の侵攻で壊滅的な打撃を受けたミンク族たちを目の当たりにし、チョッパー指導のもと彼らの治療を行うのでした。
しかしその後、ビッグマム海賊団から結婚式の招待状が届き、ゼフや仲間たちを人質にされてしまい、やむなくゾウを離れホールケーキアイランドへ向かうことに。
必ず戻るという書き置きを残して、麦わらの一味を去るのでした。
ホールケーキアイランド編
WCIを訪れたサンジは、家族と再会し結婚の意志はないことを伝えるが、仲間たちを人質に取られ政略結婚に応じることに。助けにきたルフィと遭遇しますが、一味を救うためルフィを返り打ちにしてしまいます。
涙を流しながらルフィの元を去ったサンジ。しかしその後、婚約者プリンの裏切りやジェルマ殺害計画を知り、絶望の末再びルフィのもとへ。ベッジとも協力し、結婚式に渦巻く陰謀を止めることを決意するのでした。
結婚式でルフィが大暴れした後、暴走するビッグマムを止めるため、プリンとともにケーキ作りを実行。見事ビッグマムの舌を満足させ、鎮静化に成功します。
その後カタクリを倒したルフィと合流し、ジェルマの援護のもとホールケーキアイランドから脱出するのでした。
ワノ国編
ホールケーキアイランドから無事に脱出したサンジは、ルフィらと共にワノ国へ入ります。
情報収集のため、屋台そば屋のサン五郎として「十八番そば」を売り出すと、たちまち行列のできる大人気店に。
一方で、そんなサン五郎の商売を良しとしない集団がいました。
それは、辺りをシマとする狂死郎一家です。
狂死郎一家は、許可なく営業を行なっているサン吾郎に対して、いわゆる”みかじめ料”を要求。
サン五郎が支払いを拒否すると、狂死郎一家の連中は、そばをひっくり返して営業を妨害します。
食材に対する無礼は、サン五郎ことサンジが最も嫌う行為。怒ったサンジは、たちまち狂死郎一家連中を叩きのめしてしまいます。
しかし、事態はそれだけで済みませんでした。子分から”そば屋”について報告を受けた狂死郎は、刺客を送り込むよう”クイーン”に要請。
命令を受けた”飛び六胞”のページワンがサンジに襲い掛かります。
正体がバレるわけにいかないサンジは、ニジから渡された”レイドスーツ”を使うことに。
「悪の軍団ジェルマ66(ダブルシックス)」の”ステルス・ブラック”に変身を遂げたサンジは、”おそばマスク”と名乗り、ページワンをボコボコにします。
ワノ国編|天上決戦
侍やキッド海賊団、ハートの海賊団らと共に討ち入りを果たした”麦わらの一味”。
サンジの初戦の相手は、”飛び六胞”のブラックマリアです。
女性であることに加えて、クモクモの実 古代種 モデル”ロサミガレ・グラウボゲリィ”の能力者であるブラックマリアは、即座にサンジを捕縛。ニコ・ロビンを呼ぶよう命令します。
ブラックマリアの殴打で痛めつけられたサンジは、大声でロビンに助けを求めました。
自信の居場所を伝え、「助けて〜〜!!!」と情けない声をあげるサンジ。
鬼ヶ島中に轟く声を聞いたナミは、「敵は十中八九”女”ね」とため息を吐きます。
仲間の声に応じ、即座に駆けつけたロビン。そこにはブルックも参上し、ロビンを援護します。
側から見れば、サンジの行為は仲間を売る情けない行為。
しかし、ロビンにとってそれは、サンジからの”信頼”の証でした。
女性ばかりの空間に勝機を見出せなかったサンジは、その場を離脱して次なる戦場へと走ります。
そんなサンジの第二ラウンドの相手は、”大看板”クイーンです。
十億越えの賞金首相手に、真っ向勝負を挑むサンジ。この直前には、バオファンによる”カイドウの勝利宣言”があったばかり。
しかしサンジは、付近で泣きじゃくるチョッパーに対し、「いくらでも見てきたろ? ”奇跡”」と述べます。
科学者集団「MADS」に所属していたクイーンは、全身をいじった”絡繰人間(サイボーグ)”。
さらには、リュウリュウの実 古代種 モデル”ブラキオサウルス”の能力により、圧倒的な耐久力と攻撃力を有しています。
そんなクイーンとの激しい戦闘の最中、サンジの体にはある異変が生じていました。
それは、ジェルマ66(ダブルシックス)の改造人間たる証「外骨格」の発現です。
加えて「筋力」や「移動速度」も加算されたサンジは、”魔神風 脚(イフリート ジャンプ)”を披露。
”牛肉(ブフ)バースト”により、激戦に決着をつけました。
キングを討ったゾロと同じく、10億越えの”四皇幹部”を単独で撃破したサンジ。
今後彼の懸賞金が跳ね上がるであろうことは、火を見るより明らかです。
サンジの名勝負3選
VS Mr.2(ボン・クレー)
アラバスタにて、マネマネの実の能力者であるMr.2ボン・クレーと対峙。サンジの足技は尽くオカマ憲法に相殺され、ナミへの変身によりサンジは一方的に攻撃を受けてしまうのでした。
しかし攻撃を受ける中でサンジは、マネマネの実の発動条件を冷静に観察し、ついに反撃を開始。肋骨を折られながら、見事ボン・クレーの攻略に成功します。
勝負の後は友情を感じさせる展開になりますが、ボン・クレーに結局とどめを刺すというオチもついてました。実力の拮抗した戦い、そしてどこか笑える名勝負です。
VS ルフィ
麦わらの一味・ゼフに迫る脅威を退けるため、ジェルマの王子としてビッグ・マム海賊団との政略結婚に応じたサンジ。そして、サンジを連れ戻すべくWCIに侵入したルフィと決闘することに。
決して反撃しないルフィに対して、心を鬼にし一方的に攻撃を仕掛けるサンジ。愛する仲間ルフィを蹴らなければいけないサンジの心情を考えると、涙なしに見ることはできません。
ルフィを倒し、サンジはジェルマの馬車に乗り立ち去っていきます。しかし傷だらけで痛々しい体のルフィは、本当に痛いのはサンジの心だと見抜き、サンジのことを待ち続けると伝えるのでした。
勝負の後に流すサンジの涙は、麦わらの一味への愛情を物語っており、一味を去らねばならないサンジの心の痛みがひしひしと伝わるシーンでした。
VS ジャブラ
ロビンを取り戻すため、CP9のイヌイヌの実の能力者ジャブラと対峙。そげキングが死ぬかもしれないという窮地を救う形で、サンジが華麗に登場します。
遠距離技を駆使するジャブラに苦戦を強いられますが、鉄塊(てっかい)と同等の硬度の蹴りを加えていくサンジ。両者劣らぬ互角の戦いを繰り広げます。
しかし土壇場でサンジは、新たな技”悪魔風脚(ディアブルジャンプ)”を繰り出し、ジャブラの鉄塊を貫通して大ダメージを与えることに成功。ついにジャブラにとどめを刺すのです。
登場タイミング、勝負展開、フィニッシュ技まで、どれもが魅力的な戦いといえるでしょう。
サンジの名言3選
「長い間!!くそお世話になりました!!」
海上レストランバラティエにて、首領クリークらを倒したサンジたち。ゼフへの恩義から夢へ踏み出せずにいましたが、オールブルーについてルフィと語るサンジの姿は、ゼフの目に輝いて映りました。
その後、ゼフの計らいによりコック全員が芝居を打つ展開に。サンジは自らを送り出そうとするゼフの思いを知り、ついに海へと旅立つことを決意します。
思い出と感謝あふれるレストランを出発しようとするサンジに、「カゼひくなよ」と声をかけるゼフ。サンジはその言葉に涙を流し、ゼフとコックたちに感謝の言葉を伝えるのです。
「女のウソは許すのが男だ」
ウォーターセブンにて、失踪したロビンから突如別れを告げられたサンジとチョッパー。しかしサンジは、ロビンの心は未だ麦わらの一味にあり続け、嘘をついていることを見抜きます。
言葉尻だけで判断するのではなく、ロビンを心の底から理解しているからこその言葉だと思いました。
また、サンジの女性に対する騎士道精神が表れた名言ですが、それだけでなく男性読者の価値観に訴えかけるような点も、このセリフを名言たらしめていいます。
「おれは女の涙を疑わねェっ!!!」
ドレスローザにて、涙を流しながら”殺して欲しい人がいる”と言うヴァイオレットに恋してしまうサンジ。しかしヴァイオレットは、実は敵派閥の人間であり、サンジを陥れるべく演技で接近していたのでした。
ヴァイオレットから裏切りを告げられ、一方的に痛めつけられるサンジ。しかしサンジはいくら傷付いても、ヴァイオレットを責めず、あの涙は真実だったと見事に見抜くのです。
サンジの心からの叫びはヴァイオレットに届き、敵であるヴァイオレットを味方につけるのでした。
サンジのプロフィール
年齢 | 21歳 |
---|---|
誕生日 | 3月2日 |
星座 | うお座 |
身長 | 180cm |
血液型 | S型RH- |
出身 | 北の海ジェルマ王国 |
好物 | 辛口海鮮パスタ、紅茶に合う物 |
CV | 平田 広明 |
麦わらの一味
モンキー・D・ルフィ |
ロロノア・ゾロ |
サンジ |
ウソップ |
ナミ |
トニートニー・チョッパー |
ニコ・ロビン |
フランキー |
ブルック |
ジンベエ |
(C)尾田栄一郎
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