鬼滅の刃(きめつのやいば)に登場する「三郎爺さん」の解説記事です。黒幕説や正体、無惨との関係について考察しています。
三郎爺さんとは?
1話に登場する炭治郎の知り合い
三郎爺さんとは、鬼滅の刃の1話に登場した山小屋で暮らすおじいさんのことです。
鬼舞辻無惨が竈門家を襲う前日に、炭治郎を泊めています。
過去に家族を亡くしており、炭治郎が訪れた際は山小屋で1人暮らしをしていました。
漫画版では4ページにわたって登場しています。
おそらく鬼ではない
三郎爺さんはその言動から、黒幕や鬼ではないかと怪しまれていますが、人間の可能性が高いです。
鬼であれば炭治郎の鋭敏な嗅覚で判断できますし、さらに炭治郎を泊めた翌朝に日光を浴びていました。
日光を浴びると塵になるはずなので、鬼ではないことが伺えます。
ではなぜ、三郎爺さんが黒幕であると言われているのでしょうか。
三郎爺さんの正体は黒幕?怪しい理由
鬼(無惨)が来ることを予測していた
三郎爺さんは、無惨が竈門家を襲う前日に、炭治郎に一泊するよう引き止めています。
鬼(無惨)が来ることを予測し見事的中させているため、「無惨を呼んだのは三郎爺さんなのでは」と疑われても無理はありません。
鬼舞辻無惨について
鬼殺隊の存在を認知している
政府非公認組織の鬼殺隊は、その存在を一般人にほとんど認知されていません。
同様に、鬼の情報・存在も伏せられています。
しかし三郎爺さんは、秘匿にされているはずの鬼・鬼殺隊の存在を知っていました。
このことから、以下のどれかに当てはまる人物だと考えられます。
1、鬼とつながる人物である
2、鬼殺隊である、過去にそうだった
3、鬼に襲われたことで存在を知っている
可能性の1つとして「鬼側と繋がっている」選択肢が残っている三郎爺さん。それゆえに、黒幕ではないかと考えることは可能です。
鬼との関係を連想させる「日傘」を作る
日光を浴びることができない「鬼」という存在。その日光を妨げるものとして代表的なのは「日傘」でしょう。
三郎爺さんの家には、実は「大量の日傘」があります。
傘張りの仕事をしているからだと思われますが、あえて描く必要もない物なので、鬼との繋がりを暗喩しているようにも感じます。
また、「三郎爺さんが作っているのは雨傘なのでは」という意見があるかもしれません。
しかし日傘は、吉原遊郭編で晴れの日に行われた「花魁道中」にも登場しており、三郎爺さんの作った傘と酷似しています。
三郎爺さんの作った傘が日傘であることは間違いないでしょう。
根拠は薄いですが、意味深に描かれる日傘の存在から少し怪しさを感じます。
三郎爺さんは結局黒幕なのか
怪しさはあるが黒幕ではなさそう
・無惨の到着を予測していたこと
・鬼殺隊と鬼の存在を知っていること
・日傘を大量に作っていること
3つの理由から、黒幕ではないかと考えられる三郎爺さんですが、結論としては黒幕ではない可能性が高いです。
というのも、鬼と結託しても三郎爺さんにはメリットがないように思えるからです。
鬼・人が結託するメリットがない?
1、人を売って生かしてもらう
2、血気術で夢を見せてもらう
人間と鬼が結託したパターンとして、作中では上記の2つのパターンが描かれていました。
1つ目は、獪学がしたような「他人を生贄にして自分が生き残るため」の結託。2つ目は饜夢が行なっていた「良い夢をみるため」の結託です。
1、人を売って長生きすると考えづらい
1に関してですが、高齢であり家族を失った三郎爺さんがそれほど生に執着しているとは考えにくいです。炭治郎の命を心配していたことから、他人を売るような人物ではないと思われます。
2、饜夢にメリットがない
2に関しては、家族を失った三郎爺さんにとってメリットはあるでしょう。
しかし夢を見せる饜夢側にメリットがありません。
東京の田舎山に住む三郎爺さんと取引をしたところで、得られる人間の数は知れています。
無限列車のように、都会の人間と結託する方が饜夢にとって都合が良いです。
結論、三郎爺さんが鬼と結託する可能性は低く、黒幕の線は薄いと思われます。
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(C)吾峠呼世晴
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