アクタージュ34話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「アクタージュ act-age」の概要
大手芸能事務所スターズが主催する俳優オーディション。
未来のスターを目指す3万人の応募者の中に、異彩を放つ少女が1人──天才女優と鬼才監督の出会いから始まる、1本の映画を巡るアクターストーリー、開幕!!
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34話のネタバレ
屋形船での宴もたけなわ。
酔いつぶれた劇団員たちを尻目に、巌は酒を飲み続ける。
そこへ阿良也がやってきて巌から酒を取り上げ、歳なんだからほどほどにしろと言う。
さらにタバコを吸おうとする巌から、それも取り上げる。
最後の舞台といったって、どうせ演劇をやめられないのだから身体には気を使えと言う阿良也。
そう言いながら巌から取り上げた酒をあおると、一瞬で倒れてしまう。
阿良也は異常に酒に弱いのだった。
そこへやってくる夜凪。巌は話があるから座れと伝える。
カムパネルラをは死者だが、夜凪は死について知らないから自分が教えるのだと。
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一方屋形船の外では、亀太郎がアキラにだる絡みをしていた。
どこに行っても美形の役者ばかりで、芝居だけを見てくれる事務所なんてほとんど無いと噛み付く。
アキラは確かに、スターズ事務所の社長が母で、イケメン俳優ということで通っている。
しかし自分は恵まれていると思ったことは無いと言い放つ。
アキラには、完全実力主義の巌が持つ劇団に所属していて、阿良也とも芝居をしてきた亀太郎たちのほうがよほど羨ましいと。
亀太郎はアキラに勘違い野郎だと食い下がる。
アキラも、巌に認められたからこの場にいるのだと。巌は政治で出演者を決める人ではないからだ。
だから速攻で成長しろと亀太郎は言う。
そしてみんなで最高の公演をやりきって、巌の引退宣言を取り消すのだと七生が続ける。
「こいつらともっと芝居をしたい」と思わせるのだと。
劇団員たちはそんなことを考えながら過ごしているのかと、アキラは考え方を改める。
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巌は、秘密にしていた自分の病状について夜凪に伝える。
膵臓に悪性の腫瘍(ガン)が見つかり、3ヶ月〜半年が自分の寿命なのだという。
つまり巌は、そろそろ死ぬのだ。
この話は劇団員はおろか、阿良也ですら知らない。
夜凪と巌だけの秘密だ。
どうして自分だけにと聞く夜凪に、生者であるジョバンニとは違いカムパネルラは死者で自分の死を自覚しているのだと言う巌。
これから1ヶ月間、巌の死の体感を伝えることで、夜凪を演出するのだという。
夜凪は、巌の死を喰って役作りをしろと言われる。
それが演出家としての巌の最後の仕事だと。
どうしてちゃんと治療をしないのか、入院をしないのかと夜凪は言う。
巌は、自分が演出家で夜凪が役者だから、それだけだと言い切る。
巌は演劇をやるために生まれてきたろくでなしで、自分の死で舞台が良くなるならそれでいいと。
だから誰にもこの秘密は話すなと釘を刺され、夜凪と巌は共犯者になった。
阿良也が船の上で目をさますと朝になっていた。
船を降りると、二日酔いになっている亀太郎たちがいる。
もう1軒行くかと馬鹿なことを巌が言い、それを阿良也は諌める。
阿良也は、巌に死が迫っていることを知らない。
だが夜凪はそれを、誰にも伝えてはいけない。
夜凪は決意する。
誰にも知られずに皆を導き、舞台を成功させようと。
舞台まで残りひと月……!35話へと続く。
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(C)マツキタツヤ、宇佐崎しろ
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