これまで五つ子の足を足を引っ張ることしかなかった四葉だが、フータローの秘策により期末試験で全教科30点以上を取ることに成功した。四葉は、初めて報われた気がすると涙を流す。そして次の話の主役は……
五等分の花嫁57話のネタバレ
週刊少年マガジン連載「五等分の花嫁」の概要

貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!!
全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ!中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!
前回56話のあらすじ
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今回の主役は四葉。
これまでテストでは、五つ子最も点数が悪く期末試験でも赤点は確実かと思われた。
詰め込み過ぎは逆効果と考えたフータローはみんなを遊園地に連れ出す。
つかの間の休暇を楽しむ五つ子だったが、四葉が見当たらない。
探しに行ってみると観覧車の中で隠れて勉強していたのだ。
観覧車でマンツーマン授業を始めるフータローは、教えていくうちに四葉の得意科目が国語であることを見抜く。
そして五つ子の得意科目それぞれを教え合い、全員が家庭教師になるという秘策を編み出したフータロー。
その甲斐もあり、四葉は見事赤点を免れることに成功したのだった。
そして次の主人公になるのは……。
57話のネタバレ
今回の主人公は五月。
父親との約束もあるが、自分の夢のためにもこの試験は突破しなければと意気込んでいる。
時間は戻って3学期開始直後。
いつものごとく鼻血を出すフータロー。
3学期最初の日曜日、勉強するにはもってこいの日にも関わらず肝心の五月がいない。
どこへ行ったのかと憤っていると、二乃が五月は「あの日」だと告げる。

五つ子たちは何かを察して黙ってしまう中、デリカシーの無いフータローは「あの日」とは何かとストレートに掘り下げてくる。
四葉が非常に言いづらいと言うが、フータローはお構いなしに言えと迫る。
四葉が恥ずかしがりながらも「女の子の日」だと言おうとすると、二乃が普通に母親の命日だとあっさり言う。
毒気を抜かれてしまい、勉強を始めようとするフータロー。
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母親の亡くなった日は8月14日らしいのだが、五月だけは律儀に毎月墓参りに行っているのだという。
実際に中野家のお墓には五月がおり、花を供えていた。
するとそこへ黒髪メガネのスーツを来た女性がやってくる。
そして五月の顔を見て「先生」と口走った。

女性の名前は下田で、昔高校生の頃五つ子の母親にお世話になったのだという。
カフェへと移動し、五月は「先生」の娘であると聞かされ納得する下田。
元教え子である下田に、五月は母親がどんな人だったかを聞く。
五つ子の記憶にある母親は家庭にいる時のものだけで、先生としてどんな仕事をしていたのか五月は気になるのだ。
下田が言うに、鉄拳制裁が当たり前のとても怖い先生だったらしいが、めちゃくちゃ美人だったため学年の皆がメロメロになっていたのだという。
ファンクラブさえあって、男子ではなく女子からも人気があったようだ。
鬼教師として恐れられていたが、それでも下田が経験した先生との1年は大きかった。
そのおかげで下田は教師に憧れ、今塾講師をやっているようなのだ。
下田の話を聞き踏ん切りがついたという五月。
学校で配られた進路調査票を取り出し教師と書こうとする……が、下田に止められる。
母親に憧れるのは良いことだが、教師になりたいからではなく「母親になりたいだけではないか」と指摘される五月。
母親のようになるためだったら、何も教師になる必要なんて無いのだと。
言われた言葉を噛み締め、五月は家に帰る。
するとフータローが五つ子全員家庭教師案を打ち出していた。
自分が得意な科目を他の姉妹に教え、互いに高め合うことで得点アップを狙うという作戦だ。
それを聞いてなにか腑に落ちた顔をする五月。
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さらに1ヶ月後、再び墓参りをする五月のもとにフータローがやってくる。
そこで五月は、全員家庭教師案がいい傾向にあるということを告げる。

教えることで、教わるときとは違った学びが得られると気づいたのだった。
フータローに素直に感謝の気持ちを伝える五月。
教えた相手にお礼を言われる気持ちはどうかと五月がフータローに聞く。
恩着せがましいと嫌な顔をするフータローだったが、五月は自分が教えたことで五つ子が問題を解けるようになったときのことを思い出していた。
そして笑顔でお礼を言われたときの嬉しさを噛み締め、あの時の気持ちを大切にしたいと決意する。
期末試験の結果は上々。
お墓に手を合わせながら、自分は先生を目指すと天国の母へ宣言する五月であった。

58話へと続く!
これまでのネタバレ
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