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黒いサンタが登場する異色のコメディ「ブラックナイトパレード」が面白い!ヒットした3つの理由を解説

今話題のコメディ漫画「ブラックナイトパレード」の面白さを解説。なぜ人気なのか、なぜヒットしたのか、どこが面白いのかを考察しています。

ブラックナイトパレードとは?

黒いサンタの元で働く青年の物語

ウルトラジャンプで連載中の話題の漫画「ブラックナイトパレード」。コンビニ生活を送っていた主人公「日野元春」が、クリスマスの夜に黒いサンタに遭遇し、黒いサンタクロースの会社で働く物語です。

ゆるいコメディ調の雰囲気と謎の多いストーリー構成で、話題を博しています。

ブラックナイトパレードのあらすじ

クリスマスを一人むなしくコンビニバイトに費やした日野三春は、その夜、黒いサンタ服の男に遭遇する。「悪い子の所には、黒いサンタがやって来る」そう語る男に「悪い子」だと告げられた三春は、突如、サンタの袋に“捕食”され…!? 気づけばそこは、世にも奇妙なサンタの会社!! 悪い子は、サンタのために強制就労!? 手厚い待遇で可愛い同僚もいるけれど、この仕事夢(ホワイト)か悪夢(ブラック)か!!?

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「ブラックナイトパレード」が面白い3つの理由

主人公「元春」が平凡なのにどこか面白い

ツッコミタイプの主人公

ツッコミを入れる元春

コメディ漫画の本作では、なんと主人公の「元春」がツッコミを担当。元春は作中でダントツに常識人であり、普通の性格をしているのが特徴です。

ツッコミタイプであるがゆえに身に降り注ぐ不幸も多く、内容は些細なことから大きなことまで。

・廃棄のケーキを万引きして懲役のように働かされる
・やりたくないと思った仕事に限って適正がある
・気になっていた女子になぜか嫌な顔をされる
・どうでも良い投稿ばかりいいねされる etc…

それらに対して1つ1つ、面白くツッコんでいくのです。元春の爽快なツッコミがこの作品の魅力の1つでもあります。

お母さんの前では良い顔したい

お母さんにいい顔をする元春

ツッコミが中心の元春ですが、コメディ漫画ということもありボケも面白いです。特に、お母さんに対して良い顔をしようとする元春は、本作屈指の面白いシーンです。

元春を心配する母が電話をかけるたびに、元春はいい息子を演じようと無理して話を取り繕います。それに気づかない天然お母さん。

親子の愛らしいやりとりにホッコリしますし、どこか笑えてくるのがこの漫画の凄いところです。

登場キャラが個性的で面白すぎる

鉄平の料理に感動する元春

黒いサンタの会社では、主人公以外にも個性豊かなキャラクターたちが働いています。みんなどこか常識が抜けていて、主人公の元春が思わずツッコミ側に回るほど。

さらに、キャラの設定自体も独特です。

・歯が1本抜けているチャラ男の皇帝(カイザー)
・可愛い着ぐるみを着てるのにドぎつい性格の工場長
・美少女なのに欠点が多すぎる志乃
・お嫁にしたいほど料理がうまい鉄平 etc…

などなど。元春が常識人であり割と平凡な主人公だからこそ、彼らのキャラの濃さが一層際立ちます。

人形に恐れをなす元春

また、物語が進むにつれてそれぞれが入社した過去など明かされていきます。そのため、ただの「変なキャラ」で終わることはありません。

読み終わった後には、好きなキャラが必ず1人はできるのがこの漫画の魅力でもあります。

ヒット作を生み出すには、主人公以外のキャラ人気が重要とよく言われますが、ブラックナイトパレードは、その点をしっかり抑えていています。だからこそ人気を博しているのでしょう。

謎が多く、先が知りたくなる

黒いサンタの画像

テンポのよいコメディが売りのブラックナイトパレード。笑いだけでなく、ストーリーに謎が多いことで、先が気になる構成になっているのも魅力の1つです。

・赤いサンタはなぜ死んだのか
・黒いサンタの正体は何なのか
・それぞれの入社理由は何なのか etc…

など、謎がとにかく多い。話が進むごとにこれらの謎は回収されていくので、「次はどの謎が明らかになるのだろう」と、先が気になって仕方ありません。

コメディ漫画は、内容が笑いに寄ってしまうことが多いですが、ストーリーの軸もしっかりしていて面白い本作。

コメディ×謎解き という新しい方針だからこそ、人気を博しているのでしょう。

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(C)中村 光
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