発声練習をしているメンバーたちは、夜凪がスタジオにいないことについて話している。
今日だけではなく、昨日もおとといもいなかったようだった。
約束の日まであと1日で、逃げたのではないかと噂をする……
アクタージュ30話のネタバレ
週刊少年ジャンプ連載「アクタージュ act-age」の概要
大手芸能事務所スターズが主催する俳優オーディション。
未来のスターを目指す3万人の応募者の中に、異彩を放つ少女が1人──天才女優と鬼才監督の出会いから始まる、1本の映画を巡るアクターストーリー、開幕!!
これまでのネタバレ
29話までのあらすじ
10日以内に「感情の表現」という課題をクリアできないと、即降板という条件を突きつけられた夜凪景。
なかなか前進せずに焦るが、アキラからのヒントと井の頭公園での経験を経て、約束の日、感情表現をしっかりとやり遂げる。
まだ人形を介さないとうまくできないと言うが、それでも急激な成長をしている夜凪。
巌はそれを見てかすかに笑い、翌日から台本読みに入るよう指示する。
一方阿良也は、急激な成長を見てポテンシャルを見抜けなかったことに苛立ちながらも、夜凪をしっかりと認めることとなった。
そして今晩家に行ってもいいかと突然距離を詰める。
きっぱりと断る夜凪だったが、ストーカーの如きしつこさで粘る阿良也。
どういうことなのかと戸惑っているアキラに、七生が説明する。
阿良也は共演者に惚れると、相手を理解するまで徹底的に嗅ぎ周り続けるタイプで、それが役作りなのだという。
台本読みの段階へ移る夜凪、次に待ち受ける難題とは……!?
30話のネタバレ
「銀河鉄道の夜」の台本読みを開始することにした夜凪。
カムパネルラの役を理解するためにも、朝まで何度も読み込んだ。
翌日、メンバーで集まり台本の読み合わせを行った。
台本の流れ通りに話を進めていき、阿良也はすでにジョバンニの役柄をモノしつつあった。
夜凪の番が回ってきてカムパネルラの「沈黙」を表現することになる。
しかし、そこで巌にその沈黙はカムパネルラではなく、夜凪自身のものではないかと指摘される。
本当に台本を読んだのかと聞かれ、読んだがカムパネルラという存在をどう演じれば良いのかまだわかっていないと答える夜凪。
皆から憧れられてとても綺麗で、自分にとってのカムパネルラとは千世子のようなような存在だ。
自分とは遠すぎて、どうやって演じれば良いのか戸惑っているのだった。
その回答を聞いて阿良也はハッとして、そして巌は合格だと言う。
カムパネルラという存在はミステリアスで、誰にも本質は理解できないものなのだと。
台本渡して数日で役を掴んだ気分になられるほうが心配になる、と阿良也も言う。
阿良也自身もまだジョバンニの役を掴みきれておらず、読み合わせしている場合ではないと焦っているのだ。
この世に理解できない人間などおらず、理解できるなら必ず演じられるのだと巌に言われる夜凪。
読み合わせが終わり、夜凪は地面に突っ伏して考え事をしている。
夜凪はジョバンニ寄りの人間であり、カムパネルラの理解はとても難しい。
夜凪は、千世子のことを撮影を通じて理解し、大好きになったことを思い出す。
そして今回は見たこともない人間をどう理解するのか、まるでわからずにいる。
以前阿良也が、夜凪と自分は似たタイプだと言っていたことを思い出す。
そして前回迫られたことを思い出し躊躇するが、それでも背に腹は代えられないと阿良也に役作りの方法を聞いてくることにする。
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役作りのコツは、演じるために対象を喰らい生まれ変わること。
これまでの阿良也の役作りも、実際に狩りに出て熊を倒し肉を喰らったりしていた。
つまり、自分のこれまで築き上げてきた価値観や人生観を一気に壊してしまうような、強い体験を作るのだ。
そして今、ジョバンニなるためには何を喰らえば良いのか。
役作りで悩み橋から飛び降りた川で、阿良也は夜凪を喰らう必要があると気付く。
「ジョバンニの臭い」がする夜凪のことを……。
徹底した役作りで夜凪の身に危険が迫る……!?31話へと続く。
これまでのネタバレ
続きの話のネタバレ
(C)マツキタツヤ、宇佐崎しろ
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